Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「さぁ、さぁ、ここからが大見せ場・・・遠からんものは音に聞けっ、近くば寄って目にも見よっっ・・・」
今期終了した作品の中で、私の一推し作品になりました^^
正直、あんな苦しい展開が待ち受けているとは想像すらできませんでした^^;
讃州中学校には人の役に立つことに勇んで励む勇者部という部活動が存在します。
幼稚園で人形劇をしたり、子猫の飼い主を探したりと日々大忙しです。
そんな勇者部は、最初は四人・・・そして物語の途中から三好 夏凜を加えた5人で構成されています。
結城 友奈(CV:照井春佳さん) 本作の主人公・・・ポジティブ思考の持ち主で友達想いです^^
東郷 美森(CV:三森すずこさん)友奈の親友・・・過去の事故のせいで両足の自由と記憶の一部を失っています^^;
犬吠埼 風(CV:内山夕実さん)勇者部の部長さん・・・料理が上手なんだそうです^^
犬吠埼 樹(CV:黒沢ともよさん)恥ずかしがりで控えめですが、行動力のある姉に憧れています^^
三好 夏凜(CV:長妻樹里さん)物語の途中から勇者部に入部してきました。
物語の序盤・・・明るく楽しい学校生活と部活動・・・勇者部の明るい笑顔・・・
ずっとこんな日常系で物語が進んでいくんだろうなぁ・・・と勝手に思っていました。
でも、「大赦」からの1本のメール・・・そして「樹海化警報」
そう、讃州中学の勇者部は当たってしまったんです・・・
そして・・・その時は選択する余地すら与えられないまま突然やってきました
右も左も・・・そもそも自分たちに何ができるのかすら分からない・・・
分かるのは、「何とかできるのは自分たちだけ」ということと、「時間が限られている」・・・ということだけ^^;
こんな危機的状況の中・・・勇者部の皆んなは何とか状況を打破する事に成功するのですが・・・
これは、更なる痛みへの序章でしかありませんでした。
自分たちが当たらなければ、今まで通りの勇者部の皆んなでいられたのに・・・
一度選ばれてしまうと選択肢・・・という分岐は無く、ただ前に進むことしかできません・・・
前に進むのは自分の意志・・・でも前に進む事がどういう事なのか・・・
どの様な代償を支払わなければいけないのか・・・
全部分かっている人に「前へ進め」と背中を押すのは、あまりにも酷な事です。
一番悔しかったのは何も知らされていなかったこと・・・
もし、知っていたら・・・絶対こんな事、させなかったのに・・・
「大赦」は、私達の事・・・ずっと守ってくれていると思ったのに・・・
だから、皆んな躊躇します・・・
それは当然の反応だと思います。
これだけでも十分切ない展開なのですが、この物語はこれじゃ止まりません・・・
ここから更にドライブがかかっていくのです。
誰もが怖くてその一歩が踏み出せない中、名乗りを上げ敵に向かう姿・・・
もう、みんなボロボロです。
それでも皆んなの願いを・・・思いを届けようとする姿・・・
皆んなが頑張っているあの場所に行かなきゃという魂の叫び・・・
その姿に私はただただ号泣でした(//∇//)
勇者部の皆んなに救いや容赦はあるのでしょうか・・・?
気になる方は是非本編をご覧下さい^^
オープニングテーマ
「ホシトハナ」讃州中学勇者部(照井春佳、三森すずこ、内山夕実、黒沢ともよ、長妻樹里)
エンディングテーマ
「Aurora Days」讃州中学勇者部(照井春佳、三森すずこ、内山夕実、黒沢ともよ、長妻樹里)
「祈りの歌」歌 - 犬吠埼樹(黒沢ともよ)
祈りの歌は物語上、涙腺の破壊力が抜群な歌でした^^;
1クール12話の作品でしたが、最後が少し足早だったのが残念です。
あと1話あればラストの印象もだいぶ変わったように思います^^;
でも、それを差し引いても私の今期NNo.1の作品でした^^
そして、ラストのテロップ・・・あれはどういう意味だったんでしょうね^^?