どらむろ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ラブコメの波動を感じる!ごちうさと並び、2014年を代表する萌えアニメ
一迅社の萌え四コマ雑誌「まんが4コマぱれっと」原作の萌え&仄かなラブコメアニメ。
他に前例が無いような個性的なキャラ配置の日常系萌えコメディー…と見せて、微笑ましいラブコメが美味しい♪
「ラブコメの波動を感じる」というアニメ流行語を生んだ、2014年度を代表する萌えアニメの良作です。
{netabare}『物語』
可愛さやコメディー要素の強い日常系萌え+ラブコメディーな感じ。
小紅と白夜のラブコメの波動は、二人が終始奥ゆかしい為にスローテンポ。
本作の真骨頂は、他に例を見ない個性的なキャラ達によるコメディー&萌えにあり。
幼女なのに小姑として兄の嫁である小紅に接するましろたんが可愛い!
そのましろたんを溺愛する小紅の姉の紅緒のインパクトの強いキャラクターがドタバタコメディーと萌えを同時にひっかき回す感じで楽しい雰囲気。
コメディーとして終始愉快で楽しいのが本作の魅力かも。
完全な日常系かと思いきや、実は白夜とましろは人間とは違う種族である事が判明。
幼い頃の小紅と白夜の出逢い、お互い感情の見えにくい二人がゆっくりと少しずつ惹かれあっていくラブコメの過程が微笑ましい。
一見もどかしいように思えるが、二人とも互いに好意を持っているのは明らか、安心して見ていられるのが良い。
無口無表情な白夜の気持ちを、小紅が不器用ながら察したり、逆に小紅が落ち込んでいる時には白夜なりに気づかったり、奥ゆかしい二人の関係はステキです♪
まさに「ラブコメの波動を感じる!」とはよくいったもの!
※実際に作中「ラブコメの波動を感じる」というセリフは無いようです。
終盤にハラハラする危機が訪れるも、小紅と白夜の絆を深めてラブコメの波動を感じられる良エピソードとなっていた。
本格ラブコメのような重さは少なく、仄かに微笑ましいラブコメでした。
コメディーとラブコメのバランス、魅力的なキャラクター。
2014年度開幕から高い評価を受けた良作なのでは。
『作画』
非常に可愛い。キャラクターが元気一杯、生き生きとしている感じ。
OPやED映像を見ても、素直に(あ、可愛いな)と思える。
キャラデザや作画レベルは抜群、とまではいかないかも知れないが、萌えアニメに必要な要素「素直な可愛らしさ」が存分に出ている。
制作は動画工房、京都アニメーションとは別ベクトルで、キャラを可愛く描写するのに成功している気がする。
4.0か4.5か迷ったが、自分の実感を信じて、4.5点評価。
『声優』
小紅は照井春佳さんの初主演役。
紅緒の松井恵理子さん、ましろの吉田有里さんも非常に個性的で持ち味を発揮、実にハマリ役だった。
新人中心だが配役が非常にハマっていた点が高評価。
特に吉田有里さんのましろたんは、中々他で代替出来ない絶妙の演技でした。
『音楽』
OP「とまどい→レシピ」ED「まっしろわーるど」共に、主役三人娘が歌うキュートで楽しい良主題歌でした。
この主題歌からも本編の魅力が良く伝わってくる。
『キャラ』
本作最大の魅力。
完璧超人な生徒会長だが家では妹(とロリ小姑)を溺愛する姉の紅緒、真面目で家庭的な妹の小紅、この姉妹と同居する事になる、小紅の許婚だという寡黙少年百夜、そして百夜の妹(幼女)小姑・ましろたん!
他に類を見ない個性的かつ魅力的なキャラ配置が素晴らしいです。
萌え的には「ましろたんは俺の嫁!」というフレーズを産んだロリ小姑という萌えキャラが美味しい。
紅緒様も強烈なキャラクターでコメディー面を牽引。
小紅は奥ゆかしく姉には姉さま口調なのに、学校など外ではフランク口調になるギャップが可愛い。
スタイル抜群美少女、家事万能、奥ゆかしい良い子…素晴らしい嫁だすばらしい!
その小紅と、少しずつラブコメの波動を感じていく白夜も良いキャラです。
無口無表情だが、内面の優しさは結構分かり易い、ナイスガイ。
このは等の学校の友人たちも個性派かつ可愛い子多く、学園コメディーとしても中々。
異種族の両親など、ユニークかつ愉快なキャラクター豊富でした。
『余談・追記』
掲載雑誌「まんが4コマぱれっと」は未購読なのですが「普通の女子高生がろこどるやってみた」と同じ雑誌のようです。
うーむ、それ知っていれば、ろこどるにも最初からもっと注目していたかも。
2014年度、この二作品はいずれも素晴らしかった。
アニメ化に恵まれたか、原作も興味出てきました。
アニメ流行語「ラブコメの波動を感じる」
極めて汎用性と応用性が高く未だに使用され続けている模様。
もしかして来年以降も結構しぶとく残るフレーズかも?
…もうひとつ。
本作の舞台は福島県郡山市周辺らしいです。
東北地方は宮城を除けばアニメ僻地な印象ありましたが、本作は福島県待望の人気御当地作品なのでは。
福島県民のアニオタよ、朗報ですぞ♪{/netabare}