オキシドール大魔神 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
言ったはずだぜ。今度会ったら捕まえるってな
キッドに変装したルパンと、コナンの追走劇で幕を開ける。そこからはコメディ色が強いパートと、シリアスなパートが交互に繰り返される。次元とコナンの掛け合いは相変わらず面白いし、前半は佐藤刑事がそれなりに活躍する。中盤は、エミリオの身勝手さには辟易したし、エミリオの身勝手を止められなかったくせに、事故で迷惑をかけたことや死にかけたことを逆切れした園子と蘭にも辟易した。ただ、その時の次元とコナンのコンビネーションプレイ、コナンのサスペンダーアクションは光っていた。少年探偵団が、何気にルパンたちのアジトを突き止める。後半の、旧羽田整備地区での二転三転する展開は見もの。その後の飛行機で、コナンやルパンが手を下すまでもなく、暴走したルチアーノは自滅、暴走に巻き込まれた形となったアラン・スミシーとパイロットも絶命する展開は、ある意味衝撃的だった。操縦席ではルパンからアラン・スミシーの目的を聞き、コナンの推理が披露され、ルパンの目的が明らかになる。その時点で、悪党どもも退場し、すべての謎が明らかになったが、そこで終わらない。軍事バランスが崩壊しかねないほどの性能を誇るヴェスパニア鉱石の流出を防ぐために、ルパンが操縦している飛行機を撃墜しようとする戦闘機がやってくる。通信さえできれば簡単に済む話だったが、最初のミサイルをやり過ごす時に機体にダメージを受けたために通信機能が故障。次のミサイルに対応するには、ヴェスパニア鉱石の力を使うしかないということになり、そこでも一悶着あるのだが、最終的にはルパンの操縦テクニックとコナンの麻酔銃による的確な狙い撃ちで、何とかやり過ごす。最後は灰原にしてやられた不二子を笑うルパンが、不二子にぶっ飛ばされて本編は終わる。エンドロール後は、ルパンの前にキッドがお宝を盗んでいるオチ。
双方のキャラとも存分に活躍しており、クロスオーバーとして傑作。