おぬごん さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
【MISSION】とにかく多くのキャラに喋らせろ!
年末年始のCM攻勢でお馴染のソーシャル課金ゲームがアニメ化
数が超多いヒロインになるべく多く見せ場を与えるために、主人公は存在せず、一話完結の日常話で、各回ごとに違うキャラにスポットを当る作りに
…しかし1話を見れば分かるが、話自体は小学生でも考えられるような非常に退屈なもので、それをひたすら引き延ばして多くのキャラを絡ませるような話が1クールずっと続く。本当にずっと続く。
詳しく言うと
○○さんが××という(視聴者は一発で解決できそうな)問題を抱えている!
↓
みんなで協力して解決しよう!
↓
10~30人くらいのキャラが関わり解決、めでたしめでたし
という感じ。これが1クールずっと続く。ずっと。
話自体はもう本当に退屈で、途中で入るギャグも滑りすぎてマジなのかネタなのか疑うレベル
しかしなるべく多くのキャラに喋らせようとする技法だけは本物
スタッフもこの無理難題に相当気を遣ったのだろう
そうして毎回何十人と登場するキャラだが、ハッキリ言って特に魅力が無い
正直ありきたりなキャラばかりだし、そうじゃないキャラは逆に極端なキャラ付けがされすぎていて不快な域に達していた。無能生徒会長とか、語尾が「だがや」の奴とか
あと多すぎるキャラの弊害で、メインの数人以外は再登場されてもどんなキャラか覚えていないことが多かった
その辺はスタッフも分かっていたみたいで、常に初対面同士のキャラが居合わせるようにして、キャラの紹介を行っていた…が、これで一層テンポが悪くなってしまっていた
もういっそ名探偵コナンやSHIROBAKOのように、キャラが登場する時に名前、学年、部活、声優くらいをテロップで出しても良かったんじゃないだろうか
声優は無駄に多く、演技を堪能できるような演技時間もほとんど与えられていないw
というかほとんどの声優に「その声優らしい」キャラと演技があてられているので、今さら驚くようなことも無かった。
強いて言えば丹下桜のフランス語が(分からないけど)凄くそれっぽかったくらいか
作画は平凡。キャラ原案が同じ「天体のメソッド」に完全に水を開けられていた。
正直、このアニメで新規層を獲得できるとは思えないかな…