退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
オマージュが多かったけど、良かったです
■原作
田代哲也・タカヒロ
(代表作:真剣で私に恋しなさい!!)
エロゲ出身だけあって、作風はハーレムものが多いです。
ハーレムだけではないのですが、女の子が多い世界観を作りますね。
※作者は平成仮面ライダーシリーズの大ファン
※必殺シリーズのファンでもある
■監督・脚本
☆監督
小林 智樹
(代表作:sola アマガミSS+plus)
(絵コンテを務めた作品:刀語、STEINS;GATE)
刀語の演出が好きな方におすすめ。
随所に刀語テイストの演出が見られます。
☆脚本
上江洲誠
(代表作:シリーズ構成・脚本:刀語、人類は衰退しました)
刀語にも見られたような台詞の格好良さがありますね。
それなので、同じく刀語ファンにおすすめです。
待田堂子
(代表作:脚本:刀語、サムライチャンプルー、らきすたなどなど)
この方も刀語関係です。サムライチャンプルーも担当していることから、アカメの世界観にぴったり合ってますね。
中村浩二郎
(代表作:瀬戸の花嫁 蒼き鋼のアルペジオ)
■音楽
岩崎琢
(代表作:刀語、ヨルムンガンド)
刀語のBGMが大好きで、今回もクールに盛り上がるBGMを手がけています。
■アニメ制作会社
WHITE FOX
(代表作:STEINS;GATE 刀語)
ジャンル:ダークファンタジー・アクション(バトル)
作風はラブコメとサバイバルものを混ぜたような珍味。
ギャルゲー的な世界に、サバイバル要素を混ぜてみたといった作品。
腐敗した政治を続ける国。それを暗殺という手段で変えていく。
正当性はあるものの、「強引なやり方ってどうなの?」という批判もあるストーリー。
私がこの世界に生きていれば、反政府組織に加わるでしょうね。
しかし、考えで友人と陣営が二分してしまうこともありそう。
そういったことを嫌に表現してくれたのが良かったですね。
{netabare} エスデスとタツミはその例で...。好きになっても考えが違う者同士は...。生き様を貫いてくれたのは好きでした。{/netabare}
イメージするのなら、「とらどら・ひぐらし」のキャラクターでバジリスク(サバイバル)をやってみて、悟空や一方通行が出てきましたよ、という感じ。オマージュ大好きとも言えるかもしれない。
キャラクターデザインは萌え系・子供向けを連想させますが、ダークファンタジー。ちょっと猟奇的です。
最初からキャラクターを殺害してきます。そのために可愛いヒロインだって、死ぬときは死ぬんですよね
「ひぐらし」や「まどマギ」で既出ですが、可愛いヒロインも死ぬときは死にます。今あるような甘い作品を観ていると、緊張感が無くて飽きてきますよね。
本作は殺し合いの緊張感がありましたね。帝具使い同士が戦えば、どちらかが死ぬということを貫いてくれていたので好きでした。
※作者がドM(?)みたいで、女性優位の世界観です。男は弱くて女の子は強いという世界観。
原作が完結していないために、第20話からオリジナルが混ざっています。
21話から完全にオリジナル展開へ。
三クールあればもっと良くなったと思いますね。二クールであれば、仕方ないでしょう。
グレンガランのオマージュと言えるところが多いのは目を瞑りましょう
(音楽の人がグレンガランと関わっていましたし...)
■オマージュと思わしきところ...
{netabare}
タツミの帝具⇒仮面ライダー
兄貴(ブラート)⇒グレンガラン
ブドー⇒ドラゴンボールのベジータ
※原作ではエスデスとブドーは宇宙最強とされているので、疑ってしまいます
兄貴(ブラート)の武器を引き継ぐ演出⇒グレンガラン
摩訶鉢特摩(マカハドマ)⇒ジョジョ
最後の兄貴(ブラート)が語りかける演出⇒グレンガラン
Dr.スタイリッシュの危険種化⇒NARUTO
作風⇒必殺仕事人に影響を受けたと公言
演出の数々⇒どこかのアニメや映画で見たことあるけれど、大味の味付けだから似るのは仕方ない
{/netabare}
と、オマージュに見えるところはあるものの目を瞑りましょう(つд⊂)
ラバック「糸の使い方なんて、家にある漫画でたくさん読んでいるんだよ」
■シナリオ・キャラクター描写
シナリオはよくまとまっていました。(キャラクター描写の他は突っ込むところがないくらい)
アカメが空気です。
主要キャラクターの描写が少し足りないかな?
タツミとブラートの関係性。
スサノオ、ナジェンダ、チェルシーも尺があれば、もっと深くまで描けたはずですね。
伏線は全て回収されているのですけれど、伏線を活かすことが出来てません。
三クールもあれば、もっと良くなったのでしょうね。
{netabare}
キャラクター使い捨てのシナリオ。
ある意味、それが魅力なんです。
しかし、後半からキャラクターを殺すことで感動を呼ぼうとしていたため、見方は変わりましたね。
使い捨てにして興味をひくのなら、最低限度のキャラクター描写で良いかもしれません。
ですが、感動を誘う展開なら話は別ですよね。しっかりとキャラクターとキャラクターとの関係性を掘り下げていないと、感動が出来ません。
※演出が凄かったため、うるっとしてきたシーンはいくつかありましたけどね
{/netabare}
タツミ、ラバック、マイン、エスデスはしっかり描けていたけれど、他のキャラクターはもう少し描写が欲しかったです。
演出は良かったです。各キャラクターが死ぬところは衝撃的で印象に残りました。
少年漫画にありがちな大味テイストなので、好みは分かれると思います。
■印象に残ったシーン。メモ。(興味の無い人は飛ばしてください)
{netabare}
※ラバックがシュラを糸で捕縛して異空間に引きずるシーン
※マインとセリューの対決。マインがセリューとコロを一気に打ち抜くところ
※アカメ「そのタツミを想う気持ちこそが、お前が理解出来ないと言っていたモノなんだ。」
※スサノオとエスデスの対決のところ(スサノオ退場)
{/netabare}
■まとめ。
キャラクター描写は足りないところもありましたが、音楽と演出、シナリオ原案を評価して高評価です。
PS.マインとエスデスが好きでした
↓
■原作との相違点だけまとめておきました
{netabare}
違うところ
マインとタツミがカップルになっていない
マインとタツミが死んでいる
21話以降全部
ラバックの死に方
登場していないキャラクターがいる
{/netabare}