oneandonly さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
冒険物語の王道
世界観:8
ストーリー:9
リアリティ:8
キャラクター:5
情感:5
合計:35
ジブリで一番好きな映画は「耳をすませば」ですが、物語としての完成度の高さはラピュタだと思っています。
{netabare}天空に過去の文明が存在するという舞台設定のもと、少女(シータ)が何者かに追われ、飛行石を首にかけて空から降りてくるシーンから始まり、主人公(パズー)が勇気を振り絞って少女を守ろうと奮闘する物語。テレビでも何度も放送されているので、あらすじなどは書く必要ないでしょうね。構成はお手本のように綺麗にまとまっており、シータを救出するシーンなど見せ場もしっかりあります。
個人的には、天空の城の外壁でパズーが落ちそうで落ちない描写にやや無理があるかなと思った程度ですね(ロボットの兵隊が穴から出てくるところに鉢合わせたシーンが特に)。
物理法則は無視ですが飛行石の設定、ポムじいに会うシーンが地味に印象的で好きです。
「その石には強い力がある。わしは石ばかり相手にしてきたからよくわかるんだが、力のある石は人を幸せにするが、不幸を招く事もよくあるんじゃ。まして、その石は人の手が作り出したもの。その…気になってのう。」
空中海賊たちが仲間になり、ドーラやじっちゃんは印象にも残る良いキャラだと思います。
名作ですが、宮崎アニメは私的に涙腺に響かない(全て「情感」が6以下)ので、お気に入りまでにはなりませんでした。{/netabare}「君をのせて」など音楽も好きなんですけどね。
(2017.6全体的に書き直し、評価調整)
<2019.1.25追記>
ストーリーとキャラクターのバーターによる評価変更。総合評価は変化なしです。