ラスコーリニコフ さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ハルヒ及び自己中について
これのレビューは非常に相性が悪い。ある意味相性が良すぎる。
3回長文レビューを書いて消している。2回は保存し3回目は保存せずに消した。
内容はこの作品の話ではなくここから派生した話で、考え出すとレビューを書いた後
も抜け出せず仕事中、他人との会話中、食事中や寝る直前他、本来こんな事を考えない
状況ですら考え出してしまい、色々と支障が出た。から元を断つために消すのだが、
気づけばまたこうして・・。魔物が住んでいる、この作品、このレビューには。
■作品全般について
人気になったしばらく後、ラノベにしては珍しく原作を読んで、長門が消失する話で
飽きてやめた。アニメはエンドレスエイトいい加減にしろと思いつつ、一応全部見た。
と、同じ事を何度も書いたからまさにエンドレスエイト。もうこれで最後にしたい。
本ストーリーはあまり好きじゃ無い、好きなのはハルヒがキョン君を連れまわす部分
で、他はどうでも良い。ハルヒがシリアスなシーンは白ける。ってのは発想が若過ぎる
上にちょっと痛いから、厨ニっぽい。厨ニは厨ニカッコイイ以外はちょっとキツイ。
で、ハルヒを神と定義した上に、長門がほぼ全知全能のドラエモンなのがもう無理。
これがネタ作品なら見れるけど、真面目にやられるともう世界に入っていけない。ただ、
長門が何かやるシーンは好き。なんせ厨ニカッコ良い、素敵すぐる
好きなキャラを上げるならまず長門、次いでキョン君(ウホ的な意味ではなくね)
■他の方のレビューを読んで思った事
Ⅰ、~ が何かをするのを見るのが楽しい 登場人物、キャラ設定、声優重視系
Ⅱ、誰かが ~ するのを見るのが楽しい 物語、話の完成度、伏線重視系
この作品キャラも話もかなり癖あるから、感想見ると主にどちらを重視する人かなんと
なく分かる気がする。話の内容やキャラの好き嫌いに関わらずね。好きな人とファミレス
でずっと話をしてんのと、嫌いな人と豪華客船乗るのどちらが良いか、みたいな。
自分の場合はⅠが7~8割でⅡはほぼ無いから、Ⅰ感想を書く人の方が参考にしやすい。
で、この人が好きな作品なら~って選び方より、この人が嫌ってる作品なら自分は好き
そうって選び方の方がハズレが少ない気がして来た。
■ハルヒについて
「原作者の勤め先のバイトの女の子たちの明るさ、はしゃぎっぷりがハルヒに反映されて
いる」という建前らしいが、まー、実際はですね
検索 薬師寺涼子 涼宮ハルヒ
原作が、
薬師寺涼子の怪奇事件簿 1998年~
涼宮ハルヒの憂鬱 2003年~
銀英のパロも出てきますけど、田中芳樹の妄想が生んだ涼子さんが元ネタで間違いない
かと。超自己中、傍若無人の女が平凡気味設定の男の首根っこ掴んでで引きずり回す話。
色々かぶる面が多過ぎる。
独断、決めつけ、自分が正義、物怖じしなさ、無神経さ、行動力、価値観が変なものから
影響を受ける事、人間をオモチャにする、常識を相手にしない、強引な論法、後始末を他人
任せ、そして何より「その方が面白いじゃない」
平凡設定の男が主人公で、引きずりまわされる脳内描写、男女の距離感もほぼ同じ。
両方読んでたら元ネタとすぐ分かるしハルヒがキャラとして好きなら薬師寺涼子の~も多分
好きなので、興味あったら読めば良いと思うよ。
で、涼子さんの場合はトップモデルに限界の設定がぶち込んであって、そこに田中芳樹の
知識と台詞センスが加わったキャラになるので、それはもうありえない程良い女、というか
絶対にありえない良い女なんですけど、比較すればハルヒの方は若干控えめ。
弱さを残す、色気が無い、美しくは無い、スタイルも良くない、発想だけで重要な事を
キョン君任せ、何かと中途半端なので個人的には好きではない、面倒なので関わりたくない。
能力、実績、容姿に対して自己中、我が侭の度合いが過剰過ぎる。
ので、ド無能でプライドだけ高い女王様、お嬢様系の方がまだ可愛い。ただ、容姿が好みで
あればキャラとしてはアリだった気がする。
そんなハルヒなんですけど、
■そのハルヒが
シリアス部やネタ部以外の場面で自分の一部とかぶる。というのは自己中面と行動動機
何度か最初の方の話を見たり、発言を一つ一つ気にしてみたりしたんですけど、最重要項目
に「自分が面白いかどうか」があり、それが「非生産的な内容」な事。
自己中、行動力、普通のものへの無関心さ、話のスルーぷり、偏見的なレッテル張り、
珍演説部分、相手の都合聞く前に自分の都合、要求、結論、好き嫌いを言う事、過剰な装飾
語句「全然~」等、悪気が無い事、とかそういう面がかぶりまくり。
※「レッテル貼り」、人や物事の多様性を無視して、単純な類型(パターン)の枠組みで
捉えて、その類型の名前で呼ぶことである。
えーと、当然社交辞令をのぞいたプライベートな時ね。ぶつかるのが面倒だから、大抵は
波風立てず合理的に処理するしそいつが大人の最低線。ただ、本質はハルヒとかぶる自己中。
そういう点がかぶるキャラ、主人公って中々いないから、作品を見ている最中はキョン君を
引っ張りまわすような視点になってた。キョン君は実に良い子だ、振り回し甲斐がある。
宇宙人未来人~の内容や、SOS団なるネーミングセンスは全く賛同できないし阿呆だと
は思うが、それはただの趣味とセンスの問題であって、本質的に似たような事はよくやる。
流石にアプローチ方法と、言葉は選ぶが、変な企画を立てて笑いながら引っ張りまわす。
自分は楽しいけど、お前等が楽しいかどうかは知らんよ的な。自分が飽きたらそれまで。
趣味が合う人の話になら乗っても良い。し、いつの間にか自分が一番熱が入ってたりもする。
作品だと野球の回とかモロにかぶる
■自己中の需要
受け身な人、話題を自分から出せなかったり、自分から行動できなかったり、優柔不断
だったり、責任を自分で取りたくなかったり、積極的に楽しもうという意欲に欠ける人間、
そーゆー人は自己中に寄ってくる。あるいは自己中に引っ張りまわされる事を嫌がらない。
自分が楽しむより、他人が楽しんでるかどうかだけ気にする人は結構いる。
個人的な好みとしては変なこと言い出す奴は大抵自己中だし、面白い奴も大抵自己中だから、
凄く好きになるのは自己中で、凄く嫌いになるのは価値観が全く合わない自己中、あるいは
ド無能な自己中。あとは普通である事、大多数である事にのみ自信持ってる人かな
日本人は特に出る杭を打つ、それこそ目立つ人間を全排除しようって傾向があって、そんな
文化は情けない気がする。・・こっちに派生だとまた考え過ぎてレビュー消すからやめる。
■結論
小泉君はウホ