ふの人 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
実は準シャフト産
OPの80年代テクノというか、シンセバリバリの曲なのは
似合わないというかこの場合は少し場違いのような気も。
というかなにも前ふり無しにこのOP流すのは正直不味いだろう…。
曲そのものは良い出来だったけれども、作品の内容が内容だけに
バランスの取れるような楽曲にするのが吉だったような気もしました。
あと全体的に演出方法が2000年代のアニメの匂い。
余計なNAとかアイキャッチのBGが多くてちょっとクドかったなと。
平面テクスチャー処理やイメージBG・実写素材の使用、
特徴的なパステルトーンの色構成、記号的描写やアイキャッチの多用…。
デザインワークもまるでひだまりだなぁ、と思っていたらそれもそのはず
監督の石倉賢一さんはひだまりで演出担当だったんですよね。
ただ、その割には洗練さが見られなかったような気がしていて
OPもなんとなく化で見られたシャフト的な一発芸を流し込んでいる感ありました。
キャラクターの可愛さは折り紙付きなんですが、
線画の細さと影のつけ方が弱いので思った以上にパンチが弱まった印象。
個人的にはもう少し陰影あった方が好みだったかなぁ…。
反面脚本は信念を貫き通していて凄まじいなと思いました。
1話最低1回のキスシーンに関してはタイミングも演出も最高でした。
あんなにも見入る描き方はおそらく生半可な意識ではできなかったんじゃないかと。
しかし指と口の糸引きは良いのに口同士ではダメなんですかね。
そういう規制の意味ではU局でやってほしかった…。