Kuzuryujin さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
素晴らしい作品をありがとう。
本当は全話終了してからコメントと最終評価をしようと思っていましたが、
23話が素晴らし過ぎて例え最終回に不満が残っても満点で決定です。
友と仲間の素晴らしさ、プロ根性の格好よさ、夢は努力で必ず報われる
…など様々なメッセージを汲み取れる。
23話に関しては、前半のオーバーなギャグ演出は賛否分れそうですが、
私は爆笑しました。
木下監督がエレベーターから目標地点に向かうシーン、
なんだかハリウッド映画の「キックアス」での
ヒットガールの敵アジト突入シーンの状況と似ててバカ受けです。
後半は、大体こうなるとは予測してましたが、
演出が神憑ってて涙腺崩壊するほど感動するはめに…。
この作品で水島努監督が大好きになりました。
もちろんこの作品の制作チームも含めて…
シリーズ構成も脚本も最高だし文句なしの傑作だと思います。
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<全話観終えて>
最終回の24話はエピローグのようなもので
やはり23話の、ずかちゃんの報われた瞬間が物語のピークでしたね。
まあ最後まで水島監督らしい遊びのギャグが炸裂してましたが。
雪道のカーチェイス。
パトカー4台で、しかも拳銃で威嚇するスピード違反取締りなんて…。
しかも音速の貴婦人として知られてるクールビューティー興津さんって何者?峰不二子かと。。。^^;
こういうの、この作品には合わないと
受け入れられないと思う方も多いと思いますが、
逆にここまでバカバカしいと清々しいですね。
この作品は、1話からずっと欠かさず観続けることにより
感動が深くなる作品です。
いきなり評判の良い23話だけ観ても
この作品の本当の良さは伝わらないと思います。
全話きっちり観ることにより、台詞なしでも表情や仕草だけで
万感の思いが伝わるようになっています。
キャラに深く感情移入できる。
丁寧に登場人物を掘り下げることに成功した、
ということではないでしょうか。
平岡も太郎に過去のトラウマを曝け出し
毒を吐き出したことでようやく会社に馴染めてきたように伝わってきました。
そして本来は有能な奴だというのもわかる描写があってとても良かったです。
類は友を呼ぶ。
ムサニにパワハラが無く、いい人材が自然と集まるのは社長が人格者だからこそ。
日頃の料理の差し入れによる思いやりも
会社の雰囲気にいい影響を与えているんでしょうね。
そして、最後の三女に携わった人たち全員の集合写真がとても印象深かったです。
皆さんの頑張りをずっと観続けてきましたから。
一人一人が魅力的で素敵に見えました。
しかもミムジー&ロロまで写ってる。
これを壁紙にしたくなりました。
愛ちゃん、背後霊みたいだったし、
現場逃走常習犯だった髭仙人が、
矢野さんの横で神妙に正座してるのが笑えました。
これで完結でもいいですが、また数年後に続編あったらうれしいです。
そのときは、平岡もうんと活躍して欲しいです。
太郎は、ムサニのなんちゃってリーサルウエポンのままでもいいかな。
遠藤さんと瀬川さんが結婚してたり、本田さんはリバウンドしてたりして。
おっといけない。遠藤さんは綺麗な奥様がおりました。
でも二人の雰囲気は恋愛フラグありありでしたね。