退会済のユーザー さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
マザーズ・ロザリオ編は良かったです
十代に大人気のソードアートオンライン。
第二期。
【アニメ制作】↓
A-1 Pictures
(ブラック企業大賞(業界賞)おめでとうございますヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪)
冗談はおいといて、労働問題で槍玉に上がりそうな会社ですが、「あの花」や「宇宙兄弟」などの名作を残しています。
さらに「マギ」や「新世界より」などのアニメを制作して、観ない層へのアクションもしていますので、評判は良いのです。
(過労によるうつ病といったら?という話をしなければ....)
原作は電撃文庫。
(狼の香辛料の三期マダー?とか言わない!)
(とあるの三期マダー?とか言っちゃダメ!)
(そもそも、もう描く気がないとか、めっ(`・д・)σ メッ)
(心の声)
「ソードアートオンライン」をアニメ化するとのことで、利益を優先したのでしょうか。来年にデュラララがありますね。正直なところ、よくアニメ化に踏み切ったと感じています。
電撃文庫のアニメはジャンプ作品と同じで、宣伝のためにアニメ化しているとしか思えないのですよね。「原作を買ってください」と言わないばかりの中途半端な終わり方。
円盤が売れないせいもあるのでしょうか。それは仕方ないことなのかもしれないので、あまり触れません。
もし、二期以降を観たいのであれば、「アニメ制作会社が稼ぎやすい環境」を作ることが先決でしょうね。
それでも、そこまでしないといった方が殆どなので、アニメ制作会社も負のスパイラルから抜け出せないのです。
(アニメの市場規模については、良くなっていると悪くなっているという意見が混在しているので。グラフを見ると数値的な変化はあんまりないのですよね。どちらにも見えるのです。その辺は自分で調べてください。)
(※そこまで自分の意見を押し付けるつもりはありませんから)
(※ソースはアニメ売上レポートから。ネットの情報なので、信憑性は高く無し)
よく考えてみると、完結させた後に、宣伝するためのアニメ化があるので、そのパターンなのかもしれませんね。
結局は売上目的かもしれないという落ち。
長く前置きをしましたが。
■感想
マザーズ・ロザリオ編は良かったです。
銃の弾を剣で斬るという発想は、格好良かったです。
それでも、その後にユウキが登場して、キリトを倒してしまいますよね。
銃の玉はどれくらいの速度で移動しているのでしょう。
ユウキが移動するスピードは一体...。
創作物なので、甘めに見ておきましょうか。
私は、そういうところもあってGGO編が好きじゃありません。
まずファンタジーをじっくりと描いてきたのに、銃の世界へ飛び込むというところがびっくりしました。
ですが、洋画の演出を陳腐にして持ってきたかのような展開にも驚きましたね。唐突なハードボイルド。
展開も遅くて、引き伸ばし臭がプンプンする。
シノンをメインキャラクターに加える意味は?
アスナを水色の髪にしておいて、シノンが加わる意味は?
GGO編はがっかりしましたね。
シノンが犯人を殺したのも、過剰防衛としか思えないです。
あれで正当防衛になるのでしょうか?
まだ犯人はシノンを殺す意思を見せていなかったような。
(どうせ、書いている途中に、サドンア●ックとか。「ファーストパーソン・シューティングゲーム」系のやったんでしょうね...。作者は元々ネトゲ愛好家だったらしいですから)
そんな感じで、観ていたら後半は涙ぐんでいた。
マザーズ・ロザリオ編は「MMO」の新しい可能性を見出しているだけではなく、ストーリーとしても私の好みだった。
間に入ったエピソード。名前は忘れたけれど、印象が薄かったので、必要性はキャラクターの掘り下げかな?
クラインとリズベットの補足といった感じに見えましたね。
(本編でやれば...あっ)(心の声)
エギルのバックストーリーの開示も、ハリウッド脚本術的にいうと、台詞で過去をちらつかせるだけで良いのに、出来ていなかったですからね。
二期でそれをしたのは進歩だと思います。
マザーズ・ロザリオ編は「出会いから別れまで」を綺麗に描いていました。
最後の別れのシーン。人が死ぬ時に大人数を連れてくるといった演出。
これをすると煩くなって雰囲気が台無しになってしまいかねませんよね。
しかし、静かな感じで描いてくれました。「ユウキの影響力の高さ」と、「綺麗な演出」を並行してくれました。
ちょっと不意打ちを喰らいそうに。(ソードアートオンラインで涙ぐむとは思わなかった)
それでも、突っ込むところはレビュアーなので、厳しくいきます。
■好みは分かれるでしょうね
登場人物はネトゲ世界を愛好していますから。
ちなみに私はネトゲには肯定的です。寧ろ発展して欲しいと思っている人間です。
私的には、仮想現実が現実世界に近づき、そこで人々が生活できるようになれるのであれば、大歓迎なのです。
しかし、今のオンラインゲームは、更新されない上に単調ですから、問題はあると思います。
それなので、実際のスポーツのように体を動かすものになって欲しく思っています。
イメージするのなら、二年前くらいに発表されたスポーツをバーチャル世界で再現するアレ。(もちろん、筋肉を動かすもの)
ソードアートオンラインよりもサマーウォーズの世界観をイメージしてもらえると有難いです。人間が新しい世界を作れる。未知の世界への挑戦。
ロマンがあって素晴らしいことだと思います。情報を共有できる上に、色々な分野の伝達手段が増えます。
それでも、それは私の描く理想像であって、ユートピア志向の偶像なのです。
他の人にとっての素晴らしき世界とは異なります。
観光業の方にとってはますます客が減って困ると思います。サーバー代だっていくらかかるか分かりません。
(逆に大陸から人間が姿を消して、地下で生活してくれるような世界。それを望む自然愛好家にとっては良い世界かもしれません。どちらかというと私はそちら派に近いですね。太陽の光を浴びないと...とか実用的なことを突っ込まないでね(テヘ) 日を浴びる時間を増やせば問題は解決すると思いますけれどね。(言いだしたらキリがない))
アスナが母親と対立していますが、中立的な描き方で良かったですね。私は完全にアスナ派ですが。
(ある程度のキャリアは必要だと思いますが、キャリア人間は人生を楽しんでいるとは思えませんね。キャリアだけの人間ということですね。
人生には実績だけではなく思い出も必要でしょう?
それが無ければ、後で人生を振り返った時に大変ですよ?
私は自分の過去であの時に友達を失ったことを引きずってることもあります。
学生時代は社会性を営む時期でもあって、勉強が全てじゃないです。教師もそういった意見の方がたくさんいます。反対の方もいますが。
私は勉強が全てじゃないと思っているタイプの人間です。
勉強が伸びなくても自分の好きなことを見つけている子はたくさん活躍しています。某ノーベル賞をとった方だって一つの教科は壊滅的に出来なかったそうじゃないですか。
織田信長だって不良だったのです。
社会性を営む時期という話とは少し違いますけれどね。
教育評論家の尾木直樹さんの事を知っていますか?
あの人曰くは、勉強が出来ても社会で失敗する人はたくさんいるのですよね。
それは勉強が出来るのだけれど、何でもかんでも言うことを聞いて従順な子なのです。疑問を持たない子なのです。
そういった子は社会で失敗してしまう可能性があるのです。
ですから、多くの人と触れ合う機会が大切なんですよね。
①トラウマになる可能性がある
②同じ境遇で育った人とコミュニケーションを取れる
(そもそもあんな事件に巻き込まれたアスナを普通の学校に入れるとか、正気の沙汰とは思えないです。)
③社会性を営む時期であって、無理な精神的負荷を与えるべきではないです
④今はダメでも挽回のチャンスはある
この四点から母親の意見には同意できませんね。
私自身がキャリアを積むよりも人生を楽しむ快楽主義者であるから、根本的な考えが合わないのかもしれません)
それでも、母親側にも主張がありますからね。
ネトゲ否定派は完全にこの作品を観れないと思います。ある意味、美化しているところがあるので。
ps.何だかんだそういった技術の進歩は進んでいて、前のニュースで脳がインターネットやパソコンと繋げるという事が報道されました。
そして、3D技術は現状でソードアートオンラインを再現できるレベルまで来ています。海外運営が某オンラインゲームでは現実に近いグラフィックが再現されていますね。
もうその世界は近づいてきているので、時代ともに何かが変わっていくのでしょうね。ネトゲ問題は、発展するとともに規制問題が浮上してくると思います。
それこそソードアートオンラインの世界で起こった事件が起これば、社会問題になりますよね。ゲームの中で閉じ込められて死亡する、聞いただけで規制論者が出てきそうですねw
■作画
一期の三話がカメラワークも綺麗で工夫されていました。
飛び降りて、相手を狙い撃つシノンを工夫して映していましたね。
中盤はデフォルト化、簡略化されすぎて微妙でした。
戦いの始めと終わりだけを簡潔に描いていたものも多かったです。
終盤からマシになったかな?
ここの出来は普通でしたね。
■まとめ。
対象年齢
10代~30代(ネトゲ好き)
主に10代。(描写の仕方を見る限り)
対象外
ネトゲ批判者・40代以降・キャリアが全てだと感じている人
ジャンル
GGO編以外ファンタジー
ps
ユウキは本当に大好きでした。