minisaku さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
『それでも世界は美しい』
雨の国の姫が太陽の国に嫁ぐという話。優しい感じのファンタジー作品。全12話。
ストーリーとしては、少女マンガのベタな王道展開って感じで意外性は無いけど、
コミカルとシリアスが上手く織り交ざっていて テンポよく飽きさせないですし、
リビの「太陽」とニケの「雨」を 物語にしっかり活かせていて面白いです。
それに、徐々に分かり合っていく二人の距離感やキャラ設定なども良いですね。
人間臭く感情豊かで真っ直ぐなニケと辛い過去を背負い急いで大人になって
しまったリビ。
二人の信頼関係が進んでく様子は微笑ましくもありました。
ただ、個人的に気になったのが、ニケの雨降らしについて。正直、雨降らしの歌は、
世界観ぶち壊しな感じがしてキライでした... 初めて聞いたとき、もしかしてこれ、
やっちゃったんじゃない?って思いましたしw
ですが、見続けている内に馴染んできて だんだん良く聞こえてくるのが不思議。
結局、作品の内容に合ってたってコトなのかな?それとも ただ慣れただけ...??
まぁ色々とツッコミ所のある作品だったのですが なんだかんだ内容的に許せて
しまえますねw
最終話の締め方としても、ベタながら無難にまとめた終わり方で良かったですし、
男女関係なく楽しめる作品だと思うので、興味のある人にはオススメ。