むんむん さんの感想・評価

4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

不朽の名作。

　　　　　放送　　　　：2009年7月放送、全15話
　　　　　原作　　　　：西尾維新のライトノベル「化物語」
アニメーション制作：シャフト


★★★★★★★★★★感想★★★★★★★★★★

面白い。
その一言に尽きます。
何回観ても飽きないと思います。

西尾維新の言葉遊び、そして主人公・阿良々木暦と各ヒロインが繰り広げる笑いの会話劇。
更にそれを盛り上げるシャフトの映像。
最高です。

個人的に第12話の戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦のこの会話がツボです。

ひ「阿良々木くん、本当に静かね。とても口数が少ないわ。いつもはもっとお喋りしてくれるのに、今日は　　機嫌が悪いのかしら？」
暦「機嫌がどうとかじゃなくてな・・・」
ひ「ああ。頭が悪いのね」
暦「混乱に乗じて言いたいだけのことを言ったな！」

ひ「そういえば、ゴミ・・・いえ、阿良々木くん」
暦「今お前、自分の彼氏をゴミと言いかけたか？」

阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎはこんな感じ。
毒舌ツンデレ戦場ヶ原ひたぎ＆突っ込み役の阿良々木暦です。

その他も
八九寺真宵、神原駿河、千石撫子、羽川翼などのヒロインとの会話もそれぞれの個性が出てとても面白いです。

でもやっぱり戦場ヶ原ひたぎと八九寺真宵は特に面白いですね。

で、こういう面白い会話の中、ストーリーが進んでいきます。
ストーリーは「主人公・阿良々木暦が怪異という化物に憑かれたヒロインを助けていく」でしょうか。
ギャグだけでなくストーリーもちゃんとしてます。
感動や涙はありませんが、十分にいい話です。

ちなみにこのアニメは

第1～3話　ひたぎクラブ（戦場ヶ原ひたぎ）
第4～5話　まよいマイマイ（八九寺真宵）
第6～8話　するがモンキー（神原駿河）
第9～10話　なでこスネイク（千石撫子）
第11～15話　つばさキャット（羽川翼）

という5部構成になっております。
（）はそのタイトル内でのメインヒロインです。
でも時系列的にも順序はそのままで、登場人物も繰り越されるので普通の全15話のアニメです。

そして、僕が５点満点をつけた「作画」と「声優」。

作画はとても独特で初めて観たときには本当に驚かされました。

声優陣はとても豪華で良かったです。
神谷浩史、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏・・・
おいおい、豪華すぎるだろ。

さらに、このアニメの重要な部分。
音楽及び曲です。

OP「staple stable」他４曲
ED「君の知らない物語」

ED「君の知らない物語」は本当に良い曲。
曲は知っているけどアニメは知らないという人も多いのではないでしょうか。
これを完全に超えるアニソンはあるのか？
12話で流れたときは鳥肌が立ちました。
OPも良かったです。

会話も面白く、ストーリーも良く、作画も独特、声優陣も豪華、EDは神と非の打ち所が無いアニメでした。
評価も高いのですが、もちろん個人的にも大好きです。
「化物語」に出会えて本当に良かったです。


★★★★★★★★★★最後に★★★★★★★★★★

ちなみに僕は原作を全て集めました。
全部でおそらく12冊でしょうか。
現在「化物語」～「恋物語」まで出版されています。
原作も衰えることなく面白いですよ。

前日譚「傷物語」の映画化、続編「偽物語」のアニメ化が決定し、PSPのゲームまで発売されました。
やっぱり人気のある作品は続編が出るんですね。
「偽物語」は2012年冬に相変わらずのクオリティで放送されました。
あにこれのランキングでも上位に食い込みました。
そして、更に更に・・・

「祝！全物語アニメ化決定！」

西尾通信にて、現在刊行されている「恋物語」までアニメ化が決定しました。
放送されるのは、まだまだ先のことですが、とても楽しみです。