名無氏 さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
面白かったです。
電脳空間でのバトルアニメです。
{netabare}
何らかのコンプレックスが武器になるという設定。
よっていじめっ子が有利になるわけだが、主人公は自前の容姿といじめの経験から、飛行が可能になる能力を獲得する。
彼は「飛びたい」と潜在的に思っていたんでしょうけど、コンプレックスから逃れるためか、自分はこんなもんじゃない、という克己心なのか、はっきりしません。
その一方で、主人公はケダモノのような能力の片鱗を見せます。これはおそらく過去への憎しみや恨みのコンプレックスでしょう。どうやら主人公の心の傷はとてつもなく深いようです。
天使のような側面と悪魔のような側面の二面性を持ち合わせている主人公ですが、彼はどちらに転ぶのでしょうか?次回作の見どころです。
次回作では心の中の己と向き合う修行シーンがありそうです。
ストーリー後半では、幼なじみのヒロインが恐喝され、人質になる。
主人公は先輩に相談せずに、一人で解決しようと決意する。
その過程で「先輩に頼りっきりの男」から、「独りで歩ける男」へと成長していく。
そして宿敵と対峙。
絶対絶命のピンチ!のところに、先輩が馬に乗って登場。
最後は先輩かよ!と思いましたが、過去のコンプレックスを乗り越えて、たくましく成長していく主人公を見ていてうれしかったです。
最終的に、先輩に頼らず戦いを挑む決断をしたのは彼自身ですからね。
{/netabare}
次回作が待ち遠しいです。