ざんば さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
人類への痛烈な皮肉
藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シリーズの1つ
10分ほどのアニメです
声はナレーションだけです
ドラえもんの絵柄ですがグロい表現が多分にあります
苦手な人は注意です
あらすじは
宇宙人の襲来により一瞬のうちに人類は絶滅へと追い込まれる。
偶然、離島にいた主人公たちは運よく逃げ延びていたが
ついに宇宙人の魔の手が伸びる・・・
この話のメッセージは
心が痛くなるほど直球で痛烈な皮肉ですね
{netabare} 島にいたほとんどの人はまるで虫けらのように殺されますが
別の宇宙人が主人公たち2人を生かしてくれます
その理由は最後の人類だからです・・・
そしてその宇宙人たちは言います
「私たちはあなたたちを保護します。
安心して暮らしてください。」と・・・{/netabare}
自分たちの都合で殺しをして、自分たちの都合で生かす。
今の私たちがしていることと何も違いはありませんね
たくさんいるときは
食料のため、薬のため、お金のため
さらに理由もなく生き物を殺したりもします。
なのに絶滅が心配されると
急に態度が変わって保護を始める。
何様なんだって話ですよね
まあ、人類が他の生物より強いのは事実ですが
自分勝手な話です。
ため息がでますよ・・・