Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「踊る大捜査線」の本広克行監督と、「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄さんのコラボ作品 ぱーと2です^^
この物語の舞台は、近未来の日本・・・そこでは、人間の感情、性格、心理状態が全てサイコパスと呼ばれる数値として表されています。
そして、その数値はシビュラというシステムが管理しており、その数値でのみ職業などの適正や、犯罪者か否かが判断される・・・そんな世界です。
例え犯罪を犯していなくても、この数値が規定値を超えると問答無用で罪人になってしまう、ちょっと怖いシステムなのですが・・・この数値が平常だと「ストレスの無い理想的な人生」を送る事ができるため、人々はこの数値を平常化させながら生活しています。
でも、どの世界にも「イレギュラー」は発生する可能性を秘めています。
人間の社会を完璧に統治しているシビュラシステム・・・「完璧」という存在の中には「イレギュラー」は存在しません。それでも発生するイレギュラーに対し、シビュラはどの様な判断を下すのでしょうか・・・
自分の完璧さを否定するのか・・・完璧で有り続けようとするのか・・・
「WC?」という意味不明なアルファベットの疑問形からこの物語が始まっていきます。
シビュラシステムへの挑戦・・・という意味では1期と2期に通じるモノがあると思いましたが、2期の方がより設定が複雑で面白みがあったと思います。
ヒロインの常守 朱・・・1期では新米監視官でしたが、2期では一係を牽引する立派な監視官になっていました・・・彼女が凄いのは、サイコパスの数値に異常を期すことが無い・・・という点です。
人間誰しも持っている喜怒哀楽の感情・・・より身近になればなるほど、より置かれている状況が悪いほど気持ちのブレ・・・所謂サイコパスに変化が生じてもおかしくないと思うのですが、彼女はその振れ幅が小さいんですよね・・・
いつでも冷静沈着な彼女・・・私も色々と見習わなければいけないようです^^;
2期のキーパーソンは鹿矛囲 桐斗(かむい きりと)。
彼もまたシビュラに挑戦状を叩きつけた一人です。
彼は持っているのか・・・それとも持っていないのか・・・?
彼を突き動かす原動力って・・・?
気になる方は是非本編をご覧頂きたいと思います^^
オープニングテーマ
「Enigmatic Feeling」 歌 - 凛として時雨さん
エンディングテーマ
「Fallen」 歌 - EGOISTさん
凛として時雨さんの曲は「東京グール」以来ですが、相変わらず声のトーンが高いですね^^
EGOISTさんとサイコパスは、もう切っても切れない間柄のように思えてきました^^
どちらも大好きな曲です♪
1期11話の作品・・・1期の話数の半分しかありませんでしたが、それでもしっかり堪能できました。
1期では複数の事件が対象となっていましたが、2期では鹿矛囲 桐斗に物語を絞って深掘りされていた分だけ内容が濃かったからだと思います^^
でも、1期から通して解明されていないことも残っています。
劇場版で明らかになるのでしょうか・・・^^?