karinchaco さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アスミスを意識した初めての作品
14年冬クールのアニメを見ていたらキャラ別CMが大量に流れていましたね。そのCM第1弾がアスミスが演じるエネのものでした。これまでの私のアニメ視聴歴(当時)のなかでアスミスの代表作「ひだまりスケッチ」も「WORKING!!」も「のんのんびより」も「這い寄れニャル子さん」はことごとく未視聴。人気はあるらしいけど縁のない声優さんという意識でした。そんなときであったのがこのメカクシティアクターズ。第1話でのハイテンションな演技でぐいぐい見ているものを引き付けていく様に、私の心は奪われていきました。この時は名作の予感がしたのですが・・・。
この作品はボカロ楽曲からスタートし、小説、漫画と展開を広げながらアニメ化が決定。楽曲のCDも好調に売り上げを伸ばし大々的なプロモーションも行われました。しかし、楽曲をベースにしているもののそれぞれが少しずつ違う物語になっているうえ、アニメでも各話別々の視点から物語が紡がれるため非常に難解な作品となってしまいました。更に、シャフト独特の演出によりただでさえ難解なストーリーがさらにわかりにくくなるという悪循環。少なくとも私は1回見ただけでは理解できない箇所が多かったです。
この作品群は中高生に人気といわれていますから、きっと今のその世代の皆さんは頭がいいか、または、感受性が豊かで柔軟な発想ができるから楽しめるのかもしれません。
楽曲については、OP・EDのほかに劇中歌もたくさんありますが、そこが原点ということもあってなかなか良い出来ではないでしょうか。非常にキャッチ―なメロディです。
アスミスとの出会いをくれたこの作品ですが、現時点ではあまり評価できません。しかし、なんかの機会でもう一度視聴ことがあればその時は再びレビューしたいと思います。当分はないと思いますが。