kochiro さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:途中で断念した
途中で断念させられる
この作品はアニメファン以外には単なる萌えアニメとして誤解され、日本を代表する作品となりきれなかった残念な作品。ただし、この中途半端さが現在の日本を象徴している。と見方を変えれば評価できる作品なのかもしれません。
面白いし、評価は高いと思いますが、この作品は原作が完了していない状態でアニメ化をして中途半端の状態のまま視聴者を放置し続けるような行為をありとしてしまっています。
この点についてはかなりの問題作だと思っています。
近年このような作品が多くみられるのはこの作品がアニメ界にもたらした弊害だと思います。
ビジネスの側面で作品のライフタイムを長くしたいという意図はわかるのですが、やりすぎだと感じます。
一話完結やキャラクターが年齢を重ねず成長しないエンドレス系アニメではないにも関わらず、数年かかっても終わらせることのできない作品は個人的に好きではありません。
これではアニメ作品が終わる前に、原作者の人生や視聴者の人生が終わってしまいます。遺作の未完了作品を途中まで見せられているようなものです。
このような作品のことを″投げっぱなしアニメ″と命名させていただきました。
そういう意味では、この作品は第6話「憂欝Ⅵ」で観るのを止めて、残りはいつになるかわかりませんが作品が仕上がったら観るようにする方がいいです。
第二期や映画も含め、7話以降はいま観るべきものではないし評価もできないと感じます。
ですので、鑑賞状況はず~と"途中で断念した"です。観終わることをさせてもらえない投げっぱなし作品なので、観終わるのを断念させられたということになります。
残念な作品です。