退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
少女の形
沢山のファンの方がいるので内容説明、考察などはしません。
私のかなり主観的な感想です^^
強く感じた部分だけ書いていきます。
絵柄がフワッとしているので誤解する方も多いのではないかな。
子ども向けのアニメや、萌えアニメではないです。
魔女
あの表現は、まるで幼い頃みた悪夢。
根本にあるものを強く激しく揺さぶられます。
そういうものに惹かれる方、この物語お勧めします。
少女世界を表現しています。
小さな女の子が可愛いものに憧れる、それが欲しい、欲しい、
そんな純粋な欲みたいなものを感じました。
そういう部分、女の子特有の世界観だと思います。
ほむらちゃん
{netabare}
まどかを救いたい、
私もほむらちゃんと同じように何度だって幾度だってゆくでしょう。
そのためなら傷ついたっていい、私が全てを守ってみせると。
それはひとりよがりな気持ち。でも、それだけではない気もします。
自分の心の要。それをもし取り上げられてしまったら何もしてあげられることがなくなってしまう。
いつか、反対に自分のほうが救われていたのだと、どこかで分からなければならなくて、
それに気がついたとき、感謝の気持ちが溢れて止まらないでしょう。
それでもほむらちゃんは突き進んでいきます。
10代のときに、私のところへきた子がいます。
まだ子どもだった私は必死でした。
まどかみたいに、この小さな存在がいつか私のせいで死んでしまうのではないかと、
私が、きつくきつく抱きしめれば居なくなってしまうのではないかと。
ほむらちゃんが思うようなこと、感じてました。
彼を守るためだけに今まで生きてきました。
そう、それもまた、ほむらちゃんのように。
全部私が守ってみせると。胸に思いながら。
でも最近分かりました。
違ったのです。
本当はとても強く優しく大きくて、実は私が守られ抱きしめられていた。
守っていたと思っていたのが、私の方が救われていたのです。
そして、いつの間にか、本当にいつの間にかです。心も体も私を遥か越えてゆくのです。
この目で、その様をみることができる、それだけで充分です。
まだ危なっかしくて時々励ましたり、支えますけど、
私の弱い腕では、そんなのはほんとうに些細なことです。
自分の足でしっかり立って、自分の意思で上を向き翔ぶのです。
{/netabare}
守っていたつもりでいたほうは、そんな姿に驚き感動するばかりなのです!
その様を「まどか☆マギカ」は宇宙規模で表現していました。
なので私は、まどか☆マギカをみたときに1番心打たれたのは、
さやかちゃんの絶望でも、杏子ちゃんの人情でも、ほむらちゃんのひた向きな頑張りでもなくて
「まどか」でした。
彼女の持っている優しさ、温かさ、強さ、寛大さほんとうに素晴らしいです。
感動しました。
包まれたいとさえ願いました。
最後まで読んでくれた方ありがとうございました!