ねねねねの さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
1話で判断していい作品
1話で「あ、面白くないわ」と思ったら切って良い作品です。
純文学的とありますが、そうゆう事前情報があろうがなかろうが
面白いか否かは単純に分かるものです。
なんというか、ノルウェイの森といいますか
あれは名作と言われていても好き嫌いがでるジャンルですし、文学というのはそれだけでもハードルが高そうなのですが…。
ただ、ノルウェイの森の内容展開自体に共感は出来なくとも
特有の"色・空気・雰囲気"が脳裏に浮かんだり、そこが文学的醍醐味かつ名作と言われるところかなと思ってます。
この作品の場合、その脳裏の部分は逆にガッチリと描かれてますから(キャラデザ・声・表情・町並み・空気感等)
読者側の想像力を掻き立てる醍醐味がない…!
そうなると脚本の内容で補完するしかないでしょうが、肝心の内容自体はそのふわっとしたまま終了。
恋愛模様や相関図もなんか気持ちが悪い、これなら昼ドラでいいです。
オチが全部主人公の妄想とか、精神異常の世界だったとかあれば
評価も変わるだろうが引っ掻き回して何もないのはもう、呆れるしかない。
作画や背景は綺麗ですけど
方向性を間違って頑張ってしまった駄作だと思います。
・性格・デザイン含め、キャラクターに魅力がない
・最後まで説明皆無
・制作陣が自己陶酔気味
・作画は綺麗だが、それが逆に足をひっぱっている可能性あり
人に分かってもらおうと作られてないので。
「なんだったんだ」と思ったら、その感想がなによりの正解だと思います。
視聴者側が分からなくても、察せずごめんなさい…なんてのも変な話。
凪あすの前例があるからこそ
面白いはずだ!とひっぱられてしまうのがくやしいな。
個人的には、
純文学的だろうがややこしい原案だろうが
どこが面白いのか、をどんな人にも分かるように作り上げるのが
プロかつアニメの良い所じゃないのか…と思います。(アニメに限らず映画とかもですけど)