Ssoul30 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「全てを知った上で受け入れてくれる人がいれば・・・枷を嵌めて生きる身だとしても、どんなに救われるだろう。」
ストーリー
読書好きな主人公の金木研はとある喫茶店で一目ぼれしてしまった神代利世と初デートの時事は起こりました。それは、リゼは人間を食う「喰種」と呼ばれる存在だけでなく喰種の中でも一目置かれている「大喰い」などとも呼ばれている存在だった事です。カネキが喰われそうになった時、カネキとリゼは謎の存在によって鉄塔の下敷きになってしまったのです。
医者の件名な判断によって一命を取とらえたカネキは体の異変に気が付きました。人間の食べ物がまるで生物のように感じ始めたのです。まるで喰種が人間の食べ物を食べた時のように・・・
私の感想。
話の進むペースが結構遅い作品でしたが、内容がかなりこだわっていて、色々考えさせる作品で非常に面白かったです。
この作品で私が一番面白いと思ったのは真の正義とは何かを問い続ける登場人物たちの姿や思考が非常に面白かったです。特にこの作品の世界観は基本的強い者のみが生き残る弱肉強食の環境に生きている弱い者たちと強い者の存在を主に描いているので、弱い者の考えなど知らなかった私には活気的な作品でした。
戦闘のシーンはカネキの中の心理戦が多かったですが、たまに非常にグロいシーンがありましたが、血の色を変えてあまりグロが苦手な人でも見られるようにできていて、それでもなお、私のようなグロ好きにも堪能できるかなりこだわっているできで、非常にうれしかったです。
{netabare}最終回は原作とは違う演出をしている所が非常に面白かったです。もともと原作よりも進みが遅かったので、最終回の話の遅さはそれほど感じられなくなっていましたが、カネキが白カネキに覚醒するシーンで回りの花がすべて血の色である赤に染まって行くシーンはとても印象深く、面白かったです。しかし、覚醒後の一番盛り上がる戦闘シーンでこの作品のオープニングを使うのはあまり良いとは思いませんでした。もっと激しい曲ならまだしも、このオープニングのように静かに始まる曲は戦闘のBGMとしては向いているとは思えなかったです。しかし、 {/netabare}その点以外は非常に面白くて、楽しめた最終回でした。原作を読んでいない人にとっては疑問が残るかもしれませんが、それは第2期ですべてを教えてくれると信じて楽しみに待っています。
放送時間上の問題か知りませんでしたが、この作品内ではあまり詳しく喰種の存在を説明していなかったので、もっと詳しく知りたい人は是非原作を読むべきです。アニメでは説明されていなかった人間と喰種の違いを詳しく教えてくれます。
オープニング
「unravel」
はじめはゆっくり、サビもゆっくり、動画もゆっくり、だけど下手なロック系の曲よりも圧倒的にインパクトが強いオープニングでした。かなりこだわりが感じられるオープニングで色々な色や形、そして、背景などを使ってすべてを各々の思考に任せて楽しませる新刊買うのオープニングでした。多少キャラクターネタバレもありますが、初めてオープニングを見た人にはそのキャラクターがどのような存在でどんなキャラクターなのか初めての人はわからない。けれど話の内容を知っている人はその様々な色や形でわかるようにできている非常に奥が深いオープニングです。
エンディング
「聖者たち」
やはりインパクトのあるオープニングには鎮静効果のあるエンディングがベストなのですしょう。このエンディングも静かで非常に良いエンディングです。そして、毎回毎回このエンディングが流れる時は話の一番良い所でこのエンディングが流れるので、非常に印象深いエンディングとなっております。私はこのエンディングの動画に流れる画像が原作の絵のテイストなので、大好きです。