退会済のユーザー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
空の彼方にあるものは?記憶の彼方にあるものは?
続編が始まるので急いで視聴してみましたが、2Dと3Dを駆使したその映像クオリティにビックリ!
◆この作品の内容は・・・
主人公のクラウスとラヴィはヴァンシップと呼ばれる小型飛行艇を使って空の配達人をやっています。
ある日、偶然知り合った一人の少女を、無敵戦艦と皆から恐れられている謎の戦艦に送り届ける仕事をする事になり、そこから世界を揺るがす大きな戦争に巻き込まれていくという大航空冒険活劇アニメです。
◆見どころは・・・
2Dと3Dの融合した映像がとても素晴らしかったです。
舞台が空なので、空を飛びまわるというワクワク感と共に、ヴァンシップで空を飛びまわる疾走感は爽快で、また大型戦艦による迫力ある戦闘CGは圧巻でした。
◆クラウスとラヴィについて・・・
注目すべきは綺麗な映像だけではないです。
登場キャラ達の人間ドラマも素晴らしかったです。
主人公のクラウスとラヴィは小さい頃からいつも一緒でした。
正直なところ、最初私はこのラヴィに魅力が全然感じられませんでした。
オカッパ頭でどことなく地味なキャラデザで元気なだけかと・・・。
しかしこの考えは間違いでした。
ヴァンシップは2人乗りで一人は操縦・一人はナビとしっかりと役割が決められており、2人のチームワークが非常に大事となります。
この2人はお互いを信頼し合い、空の運び屋をやって楽しく過ごしていました。
父親達が果たせなかった「グランドストリーム」という大きな嵐をいつかヴァンシップで越えることを夢見て・・・。
しかしクラウスはアルと知り合った事をきっかけに、アルを守るため危ない事に平気で突っ込んでいきます。
この時クラウスの隣にいたラヴィの心境はどうだっただろう?
クラウスのヴァンシップ乗りとしての行動が「運び屋」から「戦争への介入」となっていく時のラヴィの気持ちは?
中盤からラヴィはすっかり影が薄くなってしまいました。
これは本当に残念でならない、もどかしい気持ちにさせられました。
しかし、その代わりにディーオというキャラが光始めます。
このアニメはCGの映像美だけでなく、こういった人間描写にも注目して見ていただきたいです。
◆声優陣は・・・
クラウス : 浅野まゆみ
ラヴィ : 斎藤千和(化物語の戦場ヶ原ひたぎ)
アル : 白木杏奈
アレックス : 森川智之(犬夜叉の奈落)
ソフィア : 山崎和佳奈(名探偵コナンの毛利蘭)
タチアナ : 喜多村英梨(まどマギの美樹さやか)
ディーオ : 野田順子(灰羽連盟のレキ)
他、桑谷夏子、三木眞一郎、関智一、花澤香菜など。
◆これから視聴する方へのアドバイス・・・
この作品には、世界観をしっかり掴んでないとわかりづらい用語がたくさん出ます。
そんな方の為に公式サイトにその用語集がありますよ。