rFXEy91979 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
血生臭く容赦も無いけど、必見の価値ある傑作!
#01「犯罪係数」
{netabare}やはり思う!面白かった!!
特異な世界観設定を非常に丁寧に紡ぐ手法、『踊る(大捜査線)』の本広監督による、警察ドラマの要所のツボや、炸裂する虚淵玄の三重仕込みのどんでん返し。国民的作品ゆえに『踊る』は制約もあったと思うが、ここでは一切合切の、制約なんかはまるで無かった。むしろ『踊る』でやれないことを、やっちゃっていい自由に(当然限度はあるはずだけど)、異業種揃いが得意分野で舵を握った好例だった!恐ろしいほど容赦もないし、とにかくすべてが最高だった!
かれこれ20回以上はゆうに超えてる視聴だけど、時が経つ度この作品は絵空事になってくれない。むしろ危惧する事態さえも予見しているような気がする。そんな意味でも『サイコパス』には魅力されてしょうがないし、進んで自ら『サイコパス』のバカになるのもしょうがない!そんぐらいに導入として、パーフェクトな出来映えでした!
ちなみにもしオススメするなら、動画配信サイトで是非!『ブレードランナー』が良い例ですが、初放送とBlu-rayには違いがそこらに散見していて、その違いを探す意味でも初放送版は必見です!初放送版は、対象者の断末魔の叫びがあるので(あるなしで印象変わる)。{/netabare}
#02「成しうる者」
{netabare}流暢さと派手さに富んだ1話の後だと、地味には見える。でも改めて拝見すると、誤りだという箇所もあった。
例えばそれぞれ寝ていた狡噛、朱を交互に映したことで、あの一件から一夜が明けた。何が起こったか思い出させる。
陰鬱な気持ちのままで友達と会話をしたり、当直に向かった先で、再確認する自分の決断。で、それがどう影響を与えて、どう受け取ったか?それにますます凹む朱に、周りも色々動いてはいる。
この回って言ってしまえば、"新人ゆえの"ミスの連発、ミスからどう自分は学んで、何を応用できるか否か?新社会人だった人ならスゴくグサッって刺さると思う。何しろ朱は捜査で一回、対話で一回やっちゃってるから(劇中)。
ただ撃たれた狡噛だけは朱の行為を尊重した。かつて自分が同じ立場…だったからこそだとしても、それを許して認めてくれる。そりゃ嬉しくなっちまうよ。
動きに乏しいカットもあるので、第1話には及ばなくても…それでも非常に良いところを、ちゃんと紡いで好感でした!
いや2話って大変だなって、何か最後に思いましたし(笑)。{/netabare}
#03「飼育の作法」
#04「誰も知らないあなたの仮面」
#05「誰も知らないあなたの顔」
#06「狂王子の帰還」
#07「紫蘭の花言葉」
#08「あとは、沈黙。」
#09「楽園の果実」
#10「メトセラの遊戯」
#11「聖者の晩餐」
#12「Devil's Crossroad」
#13「深淵からの招待」
#14「甘い毒」
#15「硫黄降る街」
#16「裁きの門」
#17「鉄の腸(はらわた)」
#18「水に書いた約束」
#19「透明な影」
#20「正義の在処」
#21「血の褒賞」
#22「完璧な世界」