退会済のユーザー さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
偏見を壊してくれたのは良かったです。ストーリーはうーん...
漫画原作
ジャンルはラブコメディ。
正確に言うと、主人公(メインヒロイン)がゾンビなので、ゾンビラブコメディです。
※れあはメインヒロインであり、主人公です。物語論(ナラトロジー)でいうところの語り手(視聴者視点)がもう一人の主人公でもある降谷千紘です。
ゾンビを可愛らしく描いたという点は、「ゾンビは怖いものである。」といった私の偏見を打ち壊してくれて良かったですね。
ゾンビが生まれるのなら、ゾンビ側にだって何かがあるといったところが良かったです。
ホラー映画とよく使われるせいか、ゾンビ視点の作品もあったのかもしれません。しかし、私はそういった作品を知らなかったので、この作品の魅力的でした。
※これは評価ではありません。あくまで良いところ。(過去の歴史で、ゾンビ視点の作品があったかどうか分からなかったために、良いところの一つして挙げることしか出来ないので。)
それでも、ストーリー後半が中途半端だということを考えれば、評価は出来ませんね。序盤はヒロインが死んで、ゾンビになるといった誘引(ハリウッド脚本術)が含まれています。それなので、衝撃があり、続きを観たいと思えるのです。
ラブコメディのせいか、序盤で与えた衝撃が間延びしてしまって、最後まで続きません。最後の展開も、れあ(メインヒロイン)と降谷千紘(語り手)がもっと深い関係なら、深いドラマを生み出せていたと思いました。
それだけではなく、最後のれあを取り返す演出も心に響きませんでした。演出ゴリ押しという訳でもなく、ストーリーに深いドラマがあるわけでもない。
ラブコメディなのですが、ラブコメディの軽さが少し邪魔になってしまったと感じました。感情の起伏、演出のメリハリ(強弱)をしっかりして描いて欲しかったです。
※
PS.OPは良かったです。爽やかで世界観に合ってました。