たんぽぽの花 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
香からの贈り物。
私は、この作品を見る事を長い間躊躇っていました。それはこの作品にある香の絶対の死から始まる話だからです。かつて、シティハンターで大好きだった人物の死をなんだか受け入れられなかったのが、正直ありました。でもある理由が有り、視る事にし、1話~最終話まで一気に見ました。途中で毎週見ている作品も有りましたが、後回しで時間の空いた時はずっと見ました
私の大好きだった作品がどう生まれ変わったか、最初は戸惑いながら、徐々に引き込まれ、この作品の良さを堪能できました。言葉ではとても言いつくせない、数々の愛、寮と香の愛、実際に有るはずの無いアニメの中での空想の愛、それでも2人の愛の深さに涙せずには居られませんでした。
特に長文にして内容をコメントする事すら、おこがましいと思うほど良い作品になっていました。勧めてくれた人にも感謝、そして作品の制作に関わった人達、作者の北条先生、本当に良い作品をありがとうございました。
うんちく~~~今回真面目話で退屈かもしれないので、移植に興味有る人だけ見て下さい。{netabare}
まあ、これが私のスタイル姿勢なので、臓器移植には凄く難点が有ります。
まず、死亡者のドナー登録、家族の承諾、時間、適合性、手術の技術、上げると多々に有ります。拒否反応の事は作品にも出てましたね。でも実際に提供者の死が始まり、それからが大変なのです。家族が居れば例えドナー登録をしていても家族の意向を無視はできません。説得に時間がかかるとそれだけで、使えない臓器などが出てきます。実際にドナー登録で本人の意思を尊重し、帰って来た提供者の身体を身内は見れないそうです。それは家族が強く望めば叶うのですが、お勧めは出来ない、あちら、こちらに縫いつけた傷跡、身体の変形を抑える為、抜き出した臓器分、綿などで整えるのですが、
棺桶を運び出す時に普通では考えられない程軽いそうです。
そして手術の難しさ、これは技量とかは確かに多少あるが、患者の性別や体格差、適合性の難しさ、これらが大きい問題になります。
実際、心臓移植の場合10年で2人生きているかどうかと言う事です。
移植後の抵抗剤自身が完全な物では無いのです。もちろん、移植し30年生きる人もいますが、ほとんどの場合重要な臓器移植者は拒否反応との戦いで
辛い長い闘病リハビリをしなければなりません。
私もドナー登録はしています。使える物はすべて○にしてあります。
ドナー登録、献血、できれば隋液も登録しようと思ってますが、隋液はドナーにも危険があるので、お勧めはできません。ただ、もしかしたら自分が死んでも誰かが生きて喜べるならと私は思っています。それはもし、自分の子供や恋人、嫁、親兄弟、誰かがドナーを必要としている人はよく登録してくれますが、一般でカードを配布しても、すぐに捨てる人も少ないのも事実です。ここが本当に考えるべき所なのだと思います。もし、強制する事をすれば、悪癖を生み、まったく勧誘しなければ、全然足らない、でも将来でも、いいです。もし自分の子供や孫、嫁や夫にドナーが必要となった時には例え適合性が低くても登録はされると思います。人の命を救うのは医者だけでは無いのです、そういった損得勘定抜きの善意が人の命を救うのです。それだけを意識していただければ、幸いです。{/netabare}