セメント さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ジャッジメントですの!
最近アルター佐天さんが発売されましたね
ロケ地になった立川市と多摩市による「とあるアニメの学園都市化計画」なる企画が進んでたり、俺妹や乃木坂と合同で「アニメキャラから年賀状が届く(涙)」企画があったり、
まだまだ終わったコンテンツには収まりそうにないレールガンであります
ではレビューを
グラフィックは天下のJCスタッフ、キャラ作画だけじゃなくて背景とかも壮観です
1話のシャナと吉田みたいな、小ネタを入れてくるのもまた良い
全体を通して高いレベルを保ってます、美琴のエフェクトアクションは毎回凄まじい
初春の本体、頭の花とか、メーター泣かせだったろうによく描ききりました、、、つか増殖してましたよねあの花。。。
たまにある、髪の毛のコテコテ塗りを初めとした影なし作画も、このアニメに至ってお気に入り演出です
監督は「とらドラ」でお馴染の長井龍雪氏、脚本は水上清資氏
とある魔術の錦織ェ・・・と打って変わって、華やかで退屈しない作りになってます
その長井氏もおっしゃるようにずばり、テーマは女の子と日常や友情
美琴、黒子、初春、佐天さんの4人によるキャッキャウフフが毎度楽しめていとおかし
ストーリーとしては前半は原作に沿って、後半はかまちー原案のオリジナルと
後半部は時系列矛盾に加え、サブキャラハイライトの中だるみ故、原作ファンからは受けがよくないようですが
サテンサンスキーの私としては、オリジナルもかなり楽しめたんですがね(14話の特別講習会とか至高)
佐天さんの「う~い~は~る~ッ」の掛け声に伴うスカート捲りネタも飽きるどころか始終悶絶
監督さんによると描かれてないが初春のパンツの色は毎回変わっていたようで悶絶
OPは新生fripsideによる「only my railgun」「LEVEL5-judgelight-」、どちらも”レールガンといったらこれッ!”な気迫ある曲です
オリコン週間、前期が3位、後期のが4位を記録、おめでトゥース
PVのマギー審司やらエスパー伊東やらは不意打ちだったわけで・・・まさか公式が仕掛けてくるとは・・・
ED、ELESAによる「Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-」「Real Force」も好きよん
ELESAさんはどうもefのイメージが抜けなくて、ハヤテ2期の時とか、合わないなぁって思ってたんですが
今作ではパステル調の映像と相まって、新たな可能性といいますか、専用性はさりとて、汎用性も高いことを示唆し得た音楽と言えます
まぁ美琴や黒子は禁書の配役と変わらず
初春と佐天さんは、新しいわけですか、豊崎愛生さんと伊藤かな恵ちゃん
ご存知、声優アワード第四回新人女優賞を受賞したお二方ですけど
確実に、このレールガンは選考に手を貸してますね、、、
いやぁいいもんです、かな恵ちゃんの声は和みます。。。
あとは、CVあっちゃんの木山先生とCVさぁやのテレスティーナ
木山先生は過去編~の演技力半端なかったです、泣きました
テレスティーナさんも別の意味で半端なかったです、「だとぅおおおお!?」とか「てめえらその場で首でも吊ってろ」とか・・・
そういえば過去編にはりっちゃんが出てましたね、まんま声優佐藤さんで吹いた覚えが
ビリビリが主人公な格好でしたが、後半から空気化してましたねぇ
個人的にツンデレはそんなに好きなジャンルではないので、ビリビリに関しては特に苦にならなかったんですが
インなんとかさんは2ndOPやら17話に遅ればせながら登場してましたね
ただ、禁書と違う音響の明田川仁氏に声優の井口裕香さんが「涎垂らしたような演技をするな」と言われたそうで、禁書の時のインデックスとだいぶ違うしゃべり方になってしまってます、欠点
17話はそういえば、アニメでの地震とリアルでの地震とのシンクロが起きた回で有名ですね
そして佐天さん、彼女を見た瞬間、私の中の凡そ理性と呼べる全てのものがはじけ飛びました
原作での出番は遅く、モブ的立ち位置であった彼女ですが、アニメレールガンにしてメインヒロイン昇格、確たる人気を導いたのは偏に、長井監督の慧眼によるものでしょう、お見事
黒髪ストレートに白いお花のワンポイント、絶妙なプロポーションと誰からも好かれそうなキャラクター、そして無能力者というポジション他と宇宙の絶対意志すら漂わせる魅力あふれる佐天さん、可愛い
昨年のバレンタインデーは佐天さんのキャラチョコを作って食べました
エロスとかアガペとか通り越して、同一化願望をも感じます
”僕は、佐天涙子ちゃん!”ってなんか意味違う気がしますが・・・
佐天さんは荒んだこの世界に安らぎをもたらす癒しの女神です
佐天さん、佐天さあああああああああああん
おっと取り乱してしまいました
えーと、1巻初動で2万枚売れてますね、中だるみといわれた5巻~でも右肩にならず安定神
今作もそうですが、09年あたりから、いやにアニメ全体におけるセールスが伸びてきてるような気がします
思うに、ヤンガー向けのコンテンツがネットを通じて数々登場して、まぁ自分も触れてきたわけですが、その中でも視覚的コンテンツの発達は著しいものがあり、こと中高生に動画共有サービスやSNSはかなり人気が高いです
そこにはMAGネタが溢れており、アニメ自体に触れる回数も本数も格段に上がったわけです、これらのコンテンツがあったからこそ見るようになったって人は多いはずです
2006年に一気に来たyoutubeなんてのはそれらをバックアップした典型で
この世代にクリティカルヒットしてるのが今の高校生~大学生
彼らが中学生~高校生の時期にかけて、その類のサービス経由でアニメに嵌っていった
しかしそういう世代は決まって金欠に悩まされます、決まった収入口もなければ小遣いにも限界があるわけで、DVDBDが買いたくても買えない
2007年、2008年、2009年と経って、2010年も経た現在2011年、俗に俄世代といわれる、新しい消費者がオタ業界に流れ込んで来た
それというのが、大学に入って、あるいは社会人になって、自分で小金を稼げるようになった、クリティカル組です
禁書がやってた2008年はクリティカル組がまだ燻ってただけで、購買力をつけてきた彼らが今、売り上げレースに加わったことがレールガン他の売り上げが伸びた大きい理由かなと思ってたり思ってなかったり
高品質であったこともあるだろうし、濃度勾配のよにアニメファンが増えることはあっても減ることはあんまない所以の、単純に絶対数が増えたこともあるでしょうが
ま、まぁともかく、ゼロ年代の終わりとテン年代の始まりを繋ぐこのアニメ、史に残すべき一大傑作と言っても良い出来であることは確かです
とある街の、とある少女たちの物語、どうぞご覧くださいまし