minisaku さんの感想・評価

3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

『主人公最強』と言っても許容出来る限度というものがありますよねｗ

魔法師を育成する魔法科高校を舞台に、そこ入学した劣等生の兄と優等生の妹を中心に
繰り広げられる学園バトルもの。全26話。

内容としては、 ｢入学編｣が1～7話、｢九校戦編｣が8～18話、｢横浜騒乱編｣19～26話、
と3部構成になっています。

最初に、この作品には引っかかる部分も多々ありましたが、構成的には見やすかったですし
ツッコミ所も多く ある意味面白かったので、思ってた以上には楽しめた作品です!!
なんだか書いてる内に批判レビューになってしまったので一応前置きですｗ


では、感想。

この手の主人公最強モノって別に嫌いじゃないし、普通に無双っぷりを楽しんだりも
出来るんだけど、この作品を見て｢やっぱし限度があるよな～｣っと思ったりも。
流石に、ココまでの圧倒的なチートっぷりはどうなのかと...

基本的には面白かったと思うのですよ。主人公の最強っぷりもココまで突き抜けてると
むしろ清清しいしねｗ
だけど、主人公の魔法の｢再生｣だけは、ちょっと許容できなかったな。
{netabare}
代償があるとはいえ、即死でさえなければどんな怪我でも一瞬で完治させられると
いうのはどうなんだろう...？
しかも、その代償も物凄い苦痛は味わうだけ。いや、それでも十分な代償なのかも
だけど、自分の命を削られたりする訳じゃないし、我慢すれば何度でも使えるって
のはな...

正直、物語後半で足吹っ飛ばされたり銃弾を受けた仲間たちを再生の魔法を使って
一瞬で治してしまったのはシーンには流石に萎えました...

前半でやられてたら、その場で視聴断念したかもしれませんｗ
{/netabare}
それから、魔法バトル的にも圧倒的に強い主人公がいる上に、味方までかなり強いって
のはちょっとな... 戦闘シーンに緊迫感が無く面白味に欠けるんですよね。
いや、そもそも登場する敵が弱過ぎるのかな!?
{netabare}
ある程度敵との実力が拮抗しているからこそ、勝てるのかな？どうやって勝つのかな？
ってハラハラ感があると思うんですが、この作品は主人公が圧倒的な力で相手を
捻じ伏せちゃうので、なんかな～ってｗ
そして、主人公サイドの味方もあまり苦戦してる姿が無いのもガッカリです。
{/netabare}
正直、九校戦編の一条戦以外のバトルはあまり楽しめなかったかな。

う～ん... ストーリーとしては面白い部分もありましたし、世界観や魔法に関する設定なども
細かく作り込まれていたのは良かったと思うのですが、情報量が多く詰め込み過ぎて
イマイチ説明が追いついてない感があるんですよね。
それに、終盤のゴタゴタ加減や納得できない部分多いのは少し残念だったかな。
{netabare}
まぁ色々とあるのですが、書き出すのが面倒なので特に気になったコトを。

とりあえず、主人公たちが敵だからといって躊躇無く人殺しするのには少し戸惑いますよね。
少なくとも主人公に関しては、圧倒的な力があるのだから、殺さず無効化する方法なんて
いくらでもあるでしょうに。

それから、主人公の素性や能力の事は絶対秘密的な話で進んできたのに、終盤で普通に
周りにバラしちゃったのにはビックリですｗ
｢えっなんで普通に話してんの!?｣って、ホント意味が分からないｗ
{/netabare}
という訳で、色々と書きましたが前置きでも書いたように楽しめた事は楽しめたので、
とりあえず続編があれば見たいな～っとは思っていますｗ