蒼い✨️ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ご注文はパ○ツですか??
アニメーション制作:AICスピリッツ
2010年7月 - 9月に放映された全12話のTVアニメ。
監督とキャラクターデザインは高村和宏。
【あらすじ/概要】
人類の共通の敵である謎の存在「ネウロイ」に対抗するべく、国家間の戦争が無くなっている世界。
他国を出し抜いてイニシアチブを取ろうという人間が少なからずいて、
必ずしも人間たちが正しい心を持っているわけではないが。
この世界は、我々の知る地球に非常によく似ていて、
日本やアメリカ、イギリス、フランス、ロシアなど国家まで名前は違うものの似ている。
イラン、イラク、中国、韓国など怪異に滅ぼされてしまった国もあるのだが。
文明レベルは西暦の世界の第二次世界大戦の時代程度。
しかし、違いがあった。この世界には魔法が存在している。
魔法を使えるのは圧倒的に女性であり、
魔力のピークは10代であるとされている。
魔女の中でも優れた才能を持つものは「ネウロイ」との戦うのであるが、
戦闘に耐えうるだけの魔力を保持できる期間は短く、成人すると軍役を終えてしまうらしい。
魔女は、魔法のほうきに代わる空飛ぶ機械「ストライカーユニット」を装備することで、
戦闘力が飛躍的に向上する。「ストライカーユニット」は「紫電改」など戦闘機の名前が付けられている。
ちなみに魔女は「ストライカーユニット」を装備する関係か下半身が非常に軽装である。
我々の常識で言えば、パ○ツ一枚の状態ではあるが、
これはパ○ツではなくてズボンだから恥ずかしくないそうだ。
我々の常識とは違うようだ。
西暦の世界と同じように人類は軍艦や航空機を持っているが、
悲しいことに、「ネウロイ」に歯が立たないという。
さて、前作の1944年では扶桑皇国(日本)の女学生である宮藤芳佳が、
「第501統合戦闘航空団」(ストライクウィッチーズ)に加入し、
11人の魔女たちが、百合な日常を過ごしつつ親睦を深め、
ついにはガリア(フランス)を「ネウロイ」から人類の手に取り戻して終わった。
そして、「第501統合戦闘航空団」は解散した。(国を取り戻すと解散する決まり?)
今作は1945年。宮藤芳佳の中学卒業の日から始まる。
従来の「ネウロイ」は人間に対する敵対行動以外の反応が確認されて、
人類は「ネウロイ」と戦わずに済む道を模索していたのだが、
ロマーニャ公国(イタリア)に今までより強力なネウロイの巣が現れ、
旧「ネウロイ」を焼き尽くしてしまった。
そして、新たな「ネウロイ」は人類の生活圏への攻撃を開始。
ロマーニャの危機を知った芳佳は、かつての上司の坂本美緒少佐に頼んで、
一度は断られながらも説得して共に向った、ロマーニャにはかつて一緒に戦った仲間たちがいる。
芳佳は言う。『守りたいものがあるから』と。
【感想】
萌えミリタリーアニメとして人気だった作品の2期目。
しかし、凄いアニメですよね。
くっきりとおしりに張り付いているパ○ツが真後ろからアップで映り込む。
女の子が刺激を受けて悶える。パ○ツをためらいもなく人前で脱ぐ。
ノー○ンで空を飛ぶ。
いい話っぽい話も度々存在するアニメなのですが、エロコメ成分で全部ぶち壊しですよ。
それが、このアニメのセールスポイントであり、必要不可欠なのでしょうが。
防寒対策で上半身にコートを何重にも着込むのに下半身がパンツ一枚とかシュールですよねえ。
やっぱり、おかしいよ。この世界。
普通にワンピースとかミニスカートが存在して、
魔女以外は当たり前のようにパ○ツ(=ズボン)と一緒に着ていますので、
パ○ツ(=ズボン)丸出しで街中をウロウロしてる501部隊の少女が露出狂か痴女みたいです。
エイラとサーニャみたいに女の子同士の友情を超えたベタベタ具合とか、明るい空気感とか、
あと、なんだかんだ言ってもバ○アニメっぽいのが好きな人向けでしょうかね。
萌えあり・百合あり・微感動ありのコメディ作品としては1期に引き続いて良い感じ。
作画が1期より向上していますしね。
しかし、やっぱりミリタリーアニメとしてはダメですね。
1期もですが終盤になるとつまらなくのは、お約束なのでしょうか?
戦艦など人類のどんな史実兵器も空飛ぶパ○ツ少女と比べて戦力として圧倒的に劣るというのが、
わくわくしないというか、噛ませ犬がここまでくると本当に可哀想。
軍事が空飛ぶ女の子たちを輝かせるための舞台装置でしか無いのは、ミリオタ視点ではどうなの?て感じ。
ラストバトルも、史実の日本海軍の象徴である某戦艦が大きな出番を与えられながらも決して良い扱いではなく、
個人的感想ですが特に盛り上がらなかったですし。
キャッキャウフフしながら日常中心でオマケでネウロイ倒しながら、
最終決戦だけシリアスやられても何だかなあ?て感じ。
萌えコメディ作品としては評価できるものの、
軍事を扱った作品としては消化不足感が否めない2期でもありました。
1期でもそうでしたし、根本的にそういう作品なんでしょうけどね。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。