いっき さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
一年後を描いたシーンを散りばめた総集編劇場版アニメ
あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない、テレビアニメからの劇場版。
劇場版といっても総集編が大部分を占める今流行りの総集編劇場版アニメだが、まだ一年後という描写がある分、自分は劇場版があって良かったアニメの部類でした。
話の全部の要素は超平和バスターズの主軸の話なので、その他のメンマの母や、花火の要素は総集編には含まれていません。後日談なのでシリアス抜きなのでしょうね。
みんなが決心、自分を見つけられて各々歩みを進められた1年後なので後日談のシーンはファンでもあるので面白かったし、各キャラがメンマという存在を足枷ではなく人生の永遠の存在になったことに見ていて安心したし'楽しい要素'になった部分でした。
TVアニメ版でお気に入りな方はぜひ、見て損はないと思います。
↓以降劇場版アニメの批判等なので、見ないことをオススメします。
{netabare}
ただ、最近の'人気アニメを餌に総集編の劇場版アニメ'を垂れ流しにする劇場版は何か間違っていると思います。TVアニメの途中や最後の話数に総集編を入れるより姑息だと思います。
一昔前は、総集編でファンの反感を買ったエヴァンゲリオン(序の前です)など前から劇場版アニメの総集編はありましたが、採算が取れるようになったのでしょうが勢いが増した気がします。キノの旅&シャナ&いぬかみっや、スレイヤーズなどの角川劇場版のアニメが主流の時の劇場版は楽しかったです。
今を代表する製作プロテューサーがアニプレ、ポニキャニですが、人気TVアニメを完成したのを良いことに、製作者&視聴者を考えていない作り方と思います。
視聴者は人気TVアニメの続編、それが劇場版だったら見に行きたいですが、TVで見た総集編だとまず萎えますよね。それに人気アニメだからか見るまで総集編だか分からない(今公開できる情報は。。。とか)のも、企業作戦としても姑息だし、雑誌で総集編かも。。。新作シーンありかも。。。と言ってファンを弄んでるし、雑誌を見ないファンは報われないですよね。それを聞いたネット民たちの話題が広がる。。。
人気TVアニメを作ったのは、飽く迄製作者側のアニメ作りの賜物で、深夜の変な時間にヒッソリと放送していたアニメだって神アニメはあった、そういうことです。
まぁ一視聴者ですので、製作者さんがお金を稼げるのは良いことなのでしょうね。それが正義気取りでアニプレやポニキャニがどうだと言わんばかりの劇場版が増えたのが作品として何か間違っていると思います。
作品に自信があったらOVAでセルDVDやblu-rayで勝負すればいいことです。安パイを狙って企業らしい'お金稼ぎ'をしてる様が、何か嘆かわしいこの頃です。不動産のPOL○Sと同じで仁義がないのが同じです。
一部新作の総集編で映画料1800円を払って尚且つパンフだの劇場グッズを買うより、その総額並みで完全新作を見れるのだったらOVAを買ったほうか'一視聴者'としては報われますし、お金を惜しみません。
昨今のアニメを'企業のお金稼ぎのビジネス化'を押し進めている方針のアニメが増えたのがアニメファンとして悲しい要素です。
{/netabare}