isso さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:今観てる
うーん、うーん。。。
設定はあの花の変格活用って感じです。
9話まで視聴しました。
評価できる点
背景・・・
ロケハンがしっかりされていると感じました。
北海道庁旧本庁舎を高校にする等巡礼にはぴったりかなと。
作画・・・
キャラクターの作画や動きは素晴らしいと思います。
走るシーンでの違和感などはなかったかと思います。
評価できない点
脚本・・・
ガタガタ過ぎな印象です。
ストーリーって、
「キャラクターの動機や思いが行動を生み、大きな起伏をつくる」
と思っているのですが、
その際の動機、思いに納得ができないと
鑑賞者は理解ができず、
結果疑問がただつきまとうだけになってしまいます。
7年前の記憶がまったくない。。
肉親が亡くなったショックであえて記憶に蓋をした。。。
美少女ゲーム等ではありがちな設定ではあるが、
一度会ったことがある人を完全認識不可能というのは
一般的感覚からするとやはりそれなりの説得力を持たせる必要があると
思います。
しかしながら、乃々香はあまりにあっけなく思い出すので
声優さんも演技が大変そうです。。
もともと、構造として非人間的存在が許された世界(ドラえもんとか)ならともかく、
あくまで、「現実寄りの不思議な話」とした世界で、
「ノエルはUFOだから」→スルー
みたいなのは釈然としません。
そもそも、ノエルの存在についても、
夜はどうしているのか、
夕ご飯は乃々香の家で食べているけど、
ずっと寝泊まりしてるのか(朝いないので違う?)とか、
このような幼児の両親を確認しない、疑問に思わない、
など、突っ込みどころが多すぎて、本筋どころではないです。
例えば、「あの花」のめんまは設定上は幽霊(じんたんにしか見えない)という
ところで、両親(登場する)や、衣食住の問題は一発クリアです。
また、汐音と乃々香の
7年越しの再会→8話分の冷戦期→感動の和解!!
の翌日に手のひらを返したように汐音の人格が冷徹、といった演出は
「2重人格」や、「同じ顔の別人」といったサイコスリラーで使われるなら
ともかく、この様な人間関係の機微を繊細に描くべきドラマで用いるのは
危険だと思います。
視聴者としてはものすごく後味が悪かった。
ある目的のための行動だとしても、もっと葛藤を描くとか、悲痛さが欲しかった。
もしくは、仲良くなった描写が間に欲しかったです。
上記以外にも理解がしづらい点が多く、物語への没頭が難しい場面がありました。