スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
どんな物語にも必ず終わりは来る、そして新しい物語が始まる・・・。。
「傑作」
※自分のレビューを見るときはプロフィールを参考にしてください。
※あらすじは割愛。
再視聴も楽しく見られました^^
そろそろ、再視聴を中断してここで勧めて頂いている作品を見ていこうかな・・・。
いや〜1期で明かされなかった「この世界の真実」がこれでやっとわかりましたね^^;
1期では分からないという点でこの作品は少し損していますね。
●この世界の真実
実はこの世界は「理樹と鈴がこれからやってくる困難に立ち向かえるように二人を成長させるために(恭介をはじめとしてリトルバスターズのメンバーによって)作られた世界」だった。
もう少し具体的に言うと、修学旅行の途中で理樹たちの乗っているバスが崖下に落ちてしまい、その結果、理樹と鈴しか生き残れず二人とも絶望してしまう。
恭介は二人が絶望しないように過去(別世界)で二人を強くしようとする。
加えて、他のリトルバスターズのメンバーも恭介の作戦(願い)に同調して世界を生み出した。
要は、「願いで生まれた世界」である。
ま、ようやくKeyらしい世界観があらわになりましたね。
1期は特に、きゃっきゃっ、うふふのハーレムものみたいでしたからね^^;
Refrainでシリアスさも増してリトバスの本領発揮ですね♪
●楽しい日々
「いつまでもこんな(楽しい)時間がずっと続けばいい」
思ったことある人も多いのではないでしょうか?
子供の時は、何も考えずにただひたすら好きなことをするのは当たり前だと思っていましたが、大きくなるにつれ友達と遊ぶ時間も少なくなり、勉強・その他諸々で忙しくなっていって、年をとるにつれて無性に子供の頃に戻りたくなりますね・・・。
人間関係のわずらわしさとか考えると一層戻りたくなります、・・・おっと、こんなところで出す話題ではなかったですね^^;
「いつまでも楽しい時間が続いてほしい」と思うけど、途中からそれは無理だなと感じるようになると思います。
時が経つと自分も成長するし、環境も変わってくるし。
まさに「諸行無常」ですね^^
●ナルコレプシー
なりふり構わず睡魔が襲ってくる病気、だとか。
調べてみたところ、15歳前後でかかることが多いようです。
特に日本人は世界でもかかっている人の割合が高いらしいです。
(自分はそういう人に会ったことないのであまりピンと来ませんが。)
理樹は、悲しい現実から逃げようとして、その世界にいたくなくて、夢の世界に逃げる。
この作品ではナルコレプシー=過去の悲しい出来事からの逃避、として表現されてますね。
ナルコレプシーでなくても、普通に寝ればこの世界と遮断される感覚は味わえますよね。
不安とか体や心の痛みなどをごまかすために寝ると言っても過言ではないと思います。(もちろん、休むというのが主な目的ではありますが。)
寝ることで夢が本当の世界だと思ったりして現実のことを一時的に忘れてしまいますよね。
「夢かうつつか」とはよく言ったものですよ。
なので嫌なことがあったら寝ましょう!(何言ってんでしょうね^^;)
ただ、「楽しい」ことがあれば「苦しい」ことも必ず起こると思います。
神様もそこまで甘くはないです、はい。
でも、「苦しい」ことがあるからこそ、それを乗り越えて「楽しい」と言う感情に出くわすのでは?と思います。
だから、いつまでも逃げるのはやはりNGですね。
時には戦わなきゃいけないのが社会ですよね。
あれ?またこんな話になってしまいましたね・・・。
この作品とはあまり関係ないのに・・・。
Refrainはコンセプトがどうのこうのというより1期で回収しなかったものを回収しただけ、という観点から少々減点ものでしょうね。
だからそういう意味で、(自分の基準でいう)「お気に入り」「名作」には及ばない作品という位置づけになりました。
ただ、この世界観は(今のところ)どのアニメよりも好きです^^
もし、アニメの世界に入れるのならこの作品ですね♪
最後に・・・
恭介をはじめ真人・謙吾の3人は特に良かったです。
キャラとしても、声優としても。
理樹と鈴の2人のためにここまでやるものか、と感心しました。
ここまで良い友達はそうそういないでしょうね。
何度も失敗を繰り返して、心がボロボロになって、それでも2人のために不条理と戦い続ける姿は素晴らしい、の一言です。
ふざけるところはふざけ、やる時はやる。
もう心奪われますよ、彼らに(笑)
特に11話は涙流しっぱなしでしたね。
緑川さんの名演技でしたね♪
「遥か彼方」(挿入歌(11話))は泣けますね・・・。
さすがです^^
ホントに最後です、最後に一言、
「リトルバスターズは・・・・・・不滅だ!」(by宮沢 謙吾)