スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
野球チームを作ろう。・・・チーム名は、リトルバスターズだ!
「良作」
※自分のレビューを見るときはプロフィールを参考にしてください。
※あらすじは割愛。
「野球をしようぜ」
はい、おなじみの野球ですね^^;
怪我しないように、気をつけてね。
●仲間・友情
やはりこの作品の主題はこれでしょう。
「CLANNAD」が「家族」「人生」であるならば「リトルバスターズ!」は「仲間」「友情」だと思います。
人間は一人では生きていけない生き物です。
「え、俺は一人で生きていけるよ?」
って思っている、思った人もいると思います。
でも、自分がこの世界にいるのは親が結ばれたから、そして親もその親に、そしてその親も・・・。
と、ある意味、祖先などの色んな人に支えられて今の自分はいるんです。(屁理屈ですかね^^;)
家族に支えられて、友達に支えられて人間は生きています。
別に、だからと言ってその人達に感謝しろ、とか恩着せがましいことを言う気はありません。
苦しい時、辛い時、自分独りではどうしようもない時、(可能であるならば)その人達に大いに甘えて良いと思います。
そうやって甘えられる人がいるということの「幸せさ」を感じられれば、自分はそれで十分だと思います。
その人達に、自分は元気にやっている、ということを伝えることが、もしかしたら「感謝」なのかもしれませんね。
そして、ある程度支えてもらって、自信がついたら自分独りで頑張ってみましょう。
違う世界が見えるかもしれません^^
若造が何言ってんだか、ですね。まったく・・・。
さて、「仲間」というと、「自分の居場所」ですかね。
究極的には「自分の存在意義」といったところですね。
このリトルバスターズ!では「自分が生きる意味」というのを「仲間」を得ることで見出していますね。
自分は結構人見知りだと自負(?)しているので、知らない環境に放り出されると困惑してしまいます(笑)
高校生の時、同じ野球部で同じ帰り道の子がいました。
彼は普通に話しかけてくれたのですが、自分は最初は丁寧語でした^^;
でも気付いたら、普通に話せるようになり、卒業後もよく遊びました。
友達になる、というのはそんなもんなんだと感じました。
いつの間にか仲良くなっている、いつの間にかソイツといると楽しい、と思えてくるもんなんだと。
たまに、アニメや漫画で「友達になってください」というセリフがありますが、何か違うな、と思います。
それで、友達になってくれる人は逆に凄いですよ、はい。
あれ?何言いたいのか分からなくなってきましたね・・・。
要は、「自分の存在意義」「自分の居場所」は作るものではなく、自然と(もしくは必然的に)生じるものなのです。
だからこそ、その暖かい場所に自分がいると思うと、不意に嬉しくなるのです。
自分の存在を認めてくれる人がいることの幸せ、というのをこの作品から感じました♪
●自分らしさ
「お前は、他の誰でもないお前なんだからお前の好きなようにしろ」って言われるが、実はそれは結構難しい。
「自分が自分であること」=「自己同一性(アイデンティティー)」を確立するのは、正直自分一人ではできないかと。
「自分」というのは他人と触れ合うことで、初めて「他人とは違う存在」というのを認識し、また他人が自分を評価してくれることでやっと「自分」というものを手に入れるんです。
上の「仲間・友情」と話は少しかぶりますが、要は、周りに誰かいなければ自分というのは認識できないのです。
良く「あなたの長所は何ですか?」という質問が聞かれると思いますが、自分はまともに答えた試しがないです^^;
自分の欠点なら(謙遜すれば)容易に思い浮かべられるのですが、長所となると・・・ね。
そりゃ、自信があれば簡単なことかもしれませんが、中々自分に自信を持つのは難しいですよね。
それは、何故かというと、先ほども言ったように他人に認められて、初めて「自分」を得られるからです。
つまり、他人に褒められて自分に自信を持つのです。(逆も然り)
だからこそ、やはり「仲間」というのは大切なんです。
●幸せ・不幸せ
・幸せスパイラル理論(by神北 小毬)
他人が幸せなら自分も幸せ、という理論。
良い理論ですね〜。
他人の笑顔を見ると自分も良い気分になりますよね^^
ただやはりキレイごとなのかなぁと。
・世界にある幸福と不幸は総量が決まっていて、この世界は誰かが幸福になれば誰かが不幸になるゲーム(であるという理論)(by二木 佳奈多)
自分はこっちの方がしっくり来ますね。
誰かが甘い汁を吸えば、誰かは傷つくのは認めたくはありませんが当然のことです・・・。
ただ、人それぞれ「幸せ」という定義は違うと思います。
自分のいる環境、自分の能力、諸々異なるからです。
要は、些細なこと、当然のことを「幸せ」と思うのも自分たち次第なのです。
人生ずっと「幸せ」であることも「不幸せ」であることもないと、自分は信じています。
ずっと辛くても、いつか「幸せ」は来ます。
神頼みでも何でもありません。
自分がそう願えば、そう思っていれば必ず来ます。
自分が「幸せ」だと思えば、それが「幸せ」なんです^^
●歯車
自分たちはこの世界の大きな歯車のわずかな歯車の一つにすぎない、らしい。
要は、一つでも欠けるとその世界の動きが変わるということ。
自分たち人間がいて、動物がいて、植物があって、山があって海があって空気があって、星があって宇宙がある。
それら一つ一つの歯車が自由に動いて、この世界は成り立っている。
争いがあって、犯罪があって、災害があるのも、これらの歯車が織りなすものである。
この世界があるから皆がいて、皆がいるからこの世界がある。
ある意味で、無関係な人や物ともつながっているということですね。
自分一人の命はとてもちっぽけですがこの世界に貢献しているとも言えます。
別に、だから命を無駄にするな、とかそういう話ではないです。
そうやって考えれば、「生きる意味」というのも見出せていけるのだと自分は思います。
「どんなことだって起こり得るさ。起きるまでは誰もそれが起こるなんて思いもしない。起こったことは、必ず起こるように出来てるんだ。大切なのは、悲惨な出来事に打ちのめされない事だ。いつか乗り越えられると信じ続けることだ」(by棗 恭介)
この言葉は凄い印象に残っています。
「後悔先に立たず」とはまさにこのことなんだと思いましたね^^
もう、その通りとしか言えないぐらい文句ない名言ですね♪
もう一つ、心に残った言葉を。
三枝 葉留佳・二木 佳奈多編ですね。
※理樹がこの二人の関係を良くしようとしていて、二木 佳奈多に「人助けなんか人にはできないこと、神様気どりかしら」とコケにされる。そして最後の場面でのセリフ。
「大した自信をつけたのね。誰かさんが神様になってこの子(三枝 葉留佳)を救ってやったわけ?」と言う二木 佳奈多に対して直枝 理樹が言うセリフ。
「神様はここにはいない。僕らの世界には僕らがいるだけだ。僕らは向き合って、話し合って答えをさがしただけだ。」
はい、この作品の主題「仲間」ですね。
結局ここに帰結するわけですね。
でも、この言葉は意外に深くてですね、問題事とかを解決するのは結局は自分たちなんですよね。
願っても拝んでも解決にはなりません。
中々に大変なことではありますが、まあしょうがないですね。
長くなりましたね・・・。
最近書いていて、感想というより論説文っぽくなっている気がして、何か申し訳ない気持ちです。
Little Busters!〜TV animation ver.〜/Rita(OP)
Alicemagic〜TV animation ver.〜/Rita(ED)
OP・EDともに好きですね♪
元気にしてくれる良曲ですね。
さて、リトルバスターズ!の本領発揮は2期(Refrain)ですよ。
この世界の秘密とやらの解明がついになされます。
2期の再視聴が楽しみです^^
グダグダ駄文を読んでいただき感謝です。
どうか温かい目で見てやってください。