スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
恋愛アニメの王道!!
CLANNADなどの京アニの作品の後に見た作品。京アニのような不思議な世界観とかはなく、しっかりとした(?)恋愛アニメ。誰と誰がくっつくかはすぐわかるとはいえ、よくできたシナリオだった。
おすすめは
オレンジ/逢坂大河、櫛枝実乃梨、川嶋亜美(釘宮理恵、堀江由衣、喜多村英梨)(ED2)。とらドラ!の世界観に合っていると思う。
silky heart/堀江由衣(OP2)はテンポの良い曲。
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上記は編集前のレビュー。
下記は再視聴後のレビュー。
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「傑作」
※自分のレビューを見るときはプロフィールを参考にしてください。
高須 竜児(主人公)と逢坂 大河(ヒロイン)が別々の好きな人と近付けるように協力(?)する話。
もっとあらすじは濃いけどここでは割愛。
正直、一度見たアニメを再視聴したのは初めてだった。
でも、とらドラ!は恋愛アニメ好きとしては外せない作品。
ほど良いすれ違いが逆にこの甘酸っぱさを増してくれる。
この作品は(比喩)表現が絶妙。
●「ゆうれい」
まあ、幽霊のことだけど、ここでは「目に見えないもの」=「恋愛」or「他人の感情」を表している(と思う)。
幽霊を見たい、という好奇心に駆られ必死に努力する人、中々出会えずに諦める人、興味無い人、色々だと思う。
同じように、恋愛もそうだと思う。「目に見えないもの」を必死に追い求める、その点において類似している。
「恋愛」もそうだし「他人の感情」もそうだけど、もし目に見えるなら人生どんだけ楽になるか・・・。(いや、答えの分かっているクイズを答えるぐらいにつまらなくなるかもしれない。)
「目に見えない」から一歩を踏み出せず不安にはなるけど、興味が湧いてくるだろうしやる気にもなると思う。
ただ見たくなかったものを見てしまうこともある。(例えば、自分の好きな子は自分じゃない誰かが好き、とか。)
それを恐れて他人の気を窺(うかが)ったり臆病になったり。(実際、自分も子供の時好きだった子に想いを告げられなかったし・・・。)
でも、そういう経験をすることで自分を強くする、そう信じている。
●「星」
地球(人の目)から見える星は小さく、星と星の距離もそんなにないように見える。
実際は○○光年の距離があるから全然近くない。
好きな人は目の前にいるから距離は近いように感じるけど、実際は全然違う方向を向いていて距離が縮まらない。
そして、その距離の遠さに絶望することも・・・。
この作品では、「誰かを好きになる」ことは必然、というのがコンセプトである。
どうなんだろう?「恋は突然」という言葉があるけど、それも前もって(神様に)決められたことなのかなぁ?
まあ、「運命の人」という言葉もあるくらいだから、必然、と感じている人もいるとは思うけど・・・。何か腑に落ちない。
この作品を通して共感できたことを最後に書きます。
「好きな人」に近づこうとするけど、その人の前だと緊張してうまくしゃべれない、っていう人は少なからずいるはず。
「好きな人」と一緒にいるから「嬉しい」「楽しい」はずなのに、何故か「恥ずかしい」「どうしよう」と思い、逃げ出したいと思った人もいるんじゃないだろうか。
「好き」なのに「逃げ出したい」とか「胸が辛い」と思うのはどうしてなんだろう。神様のいたずらなのだろうか。
それよりも、素の自分で接することができるような異性の友達といる方が居心地良かったりする場合もある。
もちろん、両想いならそれが一番だけど、そう上手くはいかないようにできている。
「好き」という感情はいくつかの感情の総称かもしれない。
自分を産んで育ててくれた親・家族への感謝という「好き」。
友達など一緒にいて楽しいという「好き」。
自分の好みの顔の子への「好き」。
などなど・・・。
「結婚」が絡んでくるとまた色々とややこしくなるが、とにかく色々なニュアンスを含んでいる。
この作品では、自分を支えてくれる人、思ってくれる人、そばにいてくれる人、その人に対して「好き」という感情が最初は無くても次第に芽生えてくる。
だからこそ「恋愛」は奥深いと思う。
櫛枝 実乃梨~、みのり~、みのり~ん。
自分はみのりん推しですね、はい(笑)