たんぽぽの花 さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

閉開（アニメ風に２文字感じでｗ）

この作品は面白いかなとずっと思ってましたが、途中切りの毎週見るのは
少し抵抗があったので、最終回後に見る事にしてました。正解だった（笑）
内容は大筋、大雑把で行こうと思います。これから見る人の為に、
金木研・主人公がある喫茶店に恋した女性にデートに誘い（実際はかなり時間がかかっていると思われる）そのデートの最後に彼女に食べられそうになる。そう彼女は喰種（グール）だった。だが、幸か不幸か工事現場の事故で２人共瀕死の重傷、彼女（グール神代 利世）死亡、臓器破損の金木には彼女の臓器を移植され、生き残ったが彼女臓器が彼をグール化させて行く。
そしてグールの世界を知り、見て多々の事を経てやがて少しづつ１歩１歩と
他とは違う思想を思い描いて行く。内容的に１クールのアニメではないと思います。２期は有りと感じています。多くの謎が有るので、２期に凄く期待を寄せています。

うんちく～
この作品に置いてグールはグール同士で子供も作れる設定で人間と似ているがまったく別の生き物と考えてしまうのですが、実際はどこかの進化の途中人間に近い所で枝分かれした生き物と考えます。ただ人間とのハーフの話や主人公の移植から考えてもこの可能性が一番近いと推測される。
タイトルで『開閉』ではなく『閉開』としたのは、人間は未知の物を解き明かし進歩し、進化する。それは閉じ込められた物を開く感じがしたので、
『閉開』としたのです。人は開けるなと言われると開けたくなる心理が有ります。それは色々な発明にも繋がる行為ですが、時として失敗する原因にもなります。謎を謎のままにしておく事も時には必要な事も有ります。知って後悔するリスクは大きい、ただ多くの人はそのリスクを気にせず、挑む。
結果が今の世の中ですが、正しいか正しくないのかは、各々の判断で良いと私は思います。

うんちく～＋
作品のグールですが、由来は砂漠の国に伝わる悪魔の一種で、女性の場合、グールでは無く、グーラと言うのが正解らしいです。その国ではその悪魔は
主にハイエナを主食とし、時に、子供を襲って食べ、女性のグーラはその美貌でで男を騙し捕食すると言われています。宗教的な悪魔でイスラム教にその伝承が多く存在するらしいです。中国ではキョンシー、日本では鬼、
世界では色々な物が恐怖の伝承とし残っています。今の世の中は文明を国の国境を超え伝える事が多くなり、そう言った類の物も色々と変わって来た感じがあります。大雑把に化物と言っても多種になるのも当然なのかもしれません。