「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(アニメ映画)」

総合得点
68.6
感想・評価
190
棚に入れた
1316
ランキング
2048
★★★★☆ 3.8 (190)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
4.0

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ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

君はヒーローの存在を信じるか…アクション仮面は紛れもなくヒーローだ。そして郷剛太郎こそアクション仮面そのものなのである。

アクション仮面の新作映画公開を記念して企画されたツアーに参加した
野原一家や春日部防衛隊メンバーの母親など豪華客船に乗船していた参加客が
謎の猿の軍団に捕まってしまい春日部防衛隊のメンバーが捜索に出発する流れです。

前作のブタノヒヅメと逆のパターンですね、
そして今回は前半から中盤にかけて春日部防衛隊メインで話が進みます。
しんのすけ、風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん、
それぞれ個性的なキャラなので気心知れたおバカな掛け合いが観てて楽しかったです。
そこに船でお留守番をしてたひまわり&シロが待ちきれなくなり島に上陸しメンバーと合流するのですが
ひまわりがたくましすぎて微笑ましい(笑)
あれだけ自由奔放に颯爽と出発したひまわりなのにしんのすけと再会した時は号泣。
本当はずっと心細くて寂しかったひまわりちゃん…ぐーかわです!

猿が人間を支配するというクレしん流「猿の惑星」みたいな感じです。
しかしその猿をしはいしてたのはやはり人間だったんですよね。
パラダイスキングというアフロ男です。
この男とアクション仮面こと郷剛太郎の戦いが本作一番の見所かもしれません。
アクション仮面はTVのなかだけの存在ではないことを郷剛太郎が体を張って示してくれました。
よく中の人は別だなんて言いますがアクション仮面はそんなことありません、
郷剛太郎こそアクション仮面でありアクション仮面は郷剛太郎その人なのです。
彼が劣勢のなかボロボロになりながらも立ち上がる姿を見て、
いつしか子供たちだけではなく大人たちまでヒーローに声援をおくるようになるのです。

パラダイスキングにアクション仮面が馬鹿にされた時目に涙を浮かべ言い返すしんのすけ…
涙を浮かべるほど悔しかったのかもしれませんね、
しんのすけにとってアクション仮面はどんなときでも勝つ正義の象徴であり、
そんな彼を馬鹿にされたことが悔しくてたまらなかったのかもしれません。
皆の声援を背に受けアクション仮面は「うおおおおおお!」と吠えます。
それに対してパラダイスキングは「吠えれば強くなるのかよ!!」と…。
強くなります…なぜなら彼はヒーローだからです!

僕は子供のころ特撮にあまり夢中にならずヒーローと呼べるような存在がいなかったので
しんのすけが羨ましかったです、大人になった今だからこそ
しんのすけがアクション仮面と過ごした時間は貴重な財産になるとわかるんですよね。

尻歩きのシーンで思い出したけど映画館まで観に行ったやつでした。
それだけ当時尻歩きが印象的だったんですな(笑)
クレヨンしんちゃんは良作ぞろいなので他と比較すると地味に感じるかもしれませんがいい作品だと思います。

【B+78点】

投稿 : 2014/12/08
閲覧 : 476
サンキュー:

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