zu さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
3DCGの進化の勢いってすげーな(^^♪
虚淵玄が5年かけて作り上げた脚本による初のオリジナル劇場作品となるフルCGアニメ
監督-水島精二さんは3DCGで萌えキャラが作りたかったとの事で、表情が硬くなりやすい3DCDの表情をワンクリックで顔のパーツを動かして、表情を豊かに変える楽園追放用に独自開発したソフトを使用する事で、手描きアニメのように情感豊かな表情を3DCGで実現したそうです。
あらすじとしては、舞台は西暦2400年、人類の多くが荒廃した地上を捨てデータだけの電脳世界「ディーヴァ」で暮らしていた。
そこに「私は、フロンティアセッターそちらの仮想区間に介入しています。」と地上からの謎のハッキングが、捜査官の「アンジェラ」は荒廃した地上に降り立ち、現地オブザーバーとして徴用した地上調査員エージェント「ディンゴ」と謎のハッカーを追跡するっていう感じです。
フロンティアセッター役の神谷浩史さんの声にツンデレキャラのアンジェラに釘宮理恵さん、とぼけてる感じだが頭の回転が早いディンゴのキャラの組み合わせが良かったw
虚淵玄さんの脚本にしては暗い感じが無く、ストーリー展開と各設定がとても良かったですね!!
特に電脳世界「ディーヴァ」とリアル世界「地上」の人間としての自由、生き方、考えの方、価値観の違いをアンジェラとディンゴのやり取りなどは成る程なぁと思ってしまった。
最初は、胡散臭い宗教勧誘のような介入をしてくるフロンティアセッターも自律最適化プログラムからブレイクスルーして独自進化で知性を勝ち取ったAIという設定も好きだなぁw
本編中のディンゴとフロンティアセッターの会話で
ディンゴ「なぁ あんたにとって、好きってどんな感覚な訳?」の問いに
フロンティアセッター「回線に負荷をかけるノイズでありながら、同時にプロセッサーの処理能力を活性化させる現象と定義出来ます。この不可解な事態を解析するのに長い時間を要しました。結果として、私という自我の発生を認識するに至った手がかりでもあります」の答えにあっ!納得ww
そして、この会話の後のアンジェラとディンゴの会話も興味深いものでした。
フロンティアセッターのキャラも終盤に向けてとても魅力的でカッコよくなったなぁw(アンジェラを助けに行くあたりから)
終盤のディーヴァ保安局のアーハン(機動外骨格スーツ)VSフロンティアセッター&アンジェラコンビのアーハン(機動外骨格スーツ)バトルも動きと迫力に魅入ってしまった!
フロンティアセッターがディンゴに教わった「仁義」のポーズが凄く気に入ったねww
この「仁義」が最後まで3人の合言葉みたいになってたしね!
宇宙に出発前のフロンティアセッターに対してディンゴとアンジェラがかけてた言葉(地球人類の末裔だ)と飛んでいくロケットにアンジェラが無言でする「仁義」のポーズが印象的でした。
この作品で、フル3DCGの進化の凄さが良くわかったですね!
顔の表情は違和感も全然感じられなかったが、人の動きだけはちょっとカクカクしたのが感じられたけどねw
これからは、もっと3DCDが進化していくのが楽しみに感じた作品でしたねw
アンジェラ役の釘宮理恵さんも昔の様なただうるさいだけのツンデレではなくて、ちょっと落ち着いたツンデレは良かったねw
後、チラチラ見えるぷりっとしたお尻も(^ー゜)b
自分は、ここんな感じのAIの出てくる作品がやっぱり好きです(^^♪