紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
町おこしを邪魔した作品
ロボット物は好きなので、大抵の番組は見るようにしているが
この作品の感想は「残念」の一言です。
1期のあらすじで26話ぐらいの話数になる程度のエピソードを肉付けして
シナリオを創り込めば面白かったかも知れないが、今回はプロローグと
キャラ紹介、登場人物の相互関係だけのあらすじで走りぬけた感があり
序盤以外のシナリオはズブズブでキャラの掘り下げもたいしてなく
ただ「京乃まどか」が空気を読まない痛い発言をするだけのシナリオには
残念としか言いようが無い。
唯一の見所は、日産のデザイナーがデザインしたメカでしょう、特に
ウォクス・シリーズの3機のデザインは秀逸で飛行形態の流体力学を意識した
デザインはさすがカーデザイナーと言ったとこでしょうか、アニメ製作の
メカデザインでは思いも付かないようなひとつ斜め上を行くデザインでした。
主人公「京乃まどか」役の石原香織さんは変な演技指導が入ったのか
主役ゆえ気合が入りすぎたのかは解らないが微妙にぎこちない演技だった
のも残念。
最後に、どうせあらすじを1クールで駆け抜けてしまうならロボット物で
秀逸なメカデザインを生かしてもう少し戦闘シーンに主軸をおいてバトル
シーンを増やして欲しかった。
余談だが、1期の円盤が平均2800枚も売り上げたのはタイアップした
鴨川の協賛企業が買い支えたのかなw
今では申し訳程度の痕跡しかないらしいが(笑)