退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アフタヌーンの隠し玉
この寄生獣という作品は連載開始が1990年、終了が1995年。原作が今から約20年前ということになりますね。
20年間温め続けてきた甲斐があり、すべてにおいて高いレベルの作品でした。
放送当初は、新一が原作と全く違うと問題になり、さらにミギーに平野綾抜擢。なんという大冒険でしょうか。
OP、EDともに2クールを通して変わることはありませんでしたが、どちらもとてもいい曲でした。
この作品を見ていて思ったのは、原作が完結している作品は安定感がばつぐんだということです。
最近は原作が完結する前にアニメ化というのが普通です。そういう作品は原作の伏線を回収していなかったり、うまく終わらせられないなど残念なことが多いです。(あくまで個人的な感想です)
その点原作がしっかり完結している作品は、必要な伏線もわかっていますし、さらに既定の話数に抑えるための配分もうまくできるので、見ている側としても安心して見れます。
{netabare}一つ残念な点を上げますと、原作で新一の体にミギーが四散した後になんとなく新一の雰囲気が変わる。という描写があったのですが、アニメだとキャラデザを変えてしまったせいで、雰囲気どころか完全に別人だろ!とツッコんでしまうレベルでした。{/netabare}
2クールでしたが間延びせず、最後まで丁寧に作りこまれているいい作品でした。