ぱるうらら さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
登場人物が多さが気にならなくなる程の壮大なスケール・・・。
『境界線上のホライゾン』はラノベ原作、1クール(全13話)のバトル・ファンタジーアニメです。
この原作の凄い所といえば、やはりページ数の多さでしょう。遠くから見てもその厚さが分かるヘビーノベル、それが『境界線上のホライゾン』です。
『終わりのクロニクル』も分厚いですが、全体で見ればそれ以上かもしれません。σ(^_^;)
このアニメは、第一話において軽い戦闘形式を用いて膨大な登場人物たちを一度に紹介していました。まぁ流石に一度にあの数を覚えられる人はいないでしょう。それどころか、私は一人も名前を覚えられませんでしたw なんと主人公の名前さえも…。( ̄Д ̄;
そして、2話、3話と続いてゆくもイマイチこの話の根本が見えて来ず、未読者を完全に置いてけぼりにする内容とこのアニメ専用用語の羅列によって、原作未読者の前半部への入り込みを難しくさせていました。
正直、前半部の流れがずっと続いていたら、ただスケールと登場人物だけが無駄に大きい様な残念極まりないアニメとなっていたことでしょう。
話が動き出したのは第5話。ある意味では裏切りと言う形で話が大きく展開し、一気にシリアスなムードへと移りました。そして激しい戦闘シーン、その他爆発の演出などはこのアニメのスケールの大きさが伺えます。
しかし、ここに来ても主人公達の行動が掴めず、専門用語も飛び交ってゆきました。ここにきても未だ話を掴み辛いというのも問題ではないかと思います。( ̄Д ̄;
『境界線上のホライゾン』のHPの用語集を一度も見ずに、このアニメのこれまでのやり取りや現在そして今後の目的が理解出来る様になるのは後半部が始まってからでした。ベラベラと論争を繰り広げることによって視聴者に説明すると言うのはあまり親切とはいえませんが…。^^;
故に、面白いのではないのかと感じ始めるのはこの後半部からだと思いました。
戦闘シーンに関しては最終話以外、若干中途半端さが否めませんが、その代わりに多少ストーリーを楽しめました。スケールは終始、壮大なモノでした。
最終話のAパートは、これまでの話を一段落を置くような内容で、Bパートに関しては第2期へと繫がる新たな戦いの幕開け…という形で伏線を張り、非常にワクワクさせるような激しい戦闘が展開されました。
今後の壮大なスケールで展開されるであろう内容を見せ付ける第1期の終わり方は、分割2クールであるため2期目が必然的に決定している分、第2期放送を望む…のようにして無理矢理視聴者にDVDやBDを買わせるという意図も無く、視聴者の心を十分に惹き付ける事が出来たという事で、とても良い最終話であったと思います^^
それでは2クール目、第14話を楽しみに待ちましょう♪
(*^-゚)/~see you again!