ぱるうらら さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
写真や物語にも癒されたけど、一番に癒された要因は瀬戸内の景色、なので。
『たまゆら〜hitotose〜』はオリジナルアニメ、1クール(全12話)のほのぼの系アニメです。
ほのぼの癒し系の代表格と言えば、やはり何と言っても『ARIAシリーズ』な訳ですが、今作は皆さんも既にご存知かもしれませんが、監督がなんとあの伝説のほのぼの系アニメにおいても監督を務めた、佐藤 順一さんです。サトジュン様なのです!! スタッフもARIA製作メンバーが中心。これは期待せざるを得ませんでした。 特にほのぼの通の方には...。
そうそう、この作品は本作において触れられていない内容(第1話~第2話にかけての内容)が含まれているOVA版からスタートしており、そのOVA版を見なくとも特に本作の視聴に支障をきたすわけではないのですが、出来ればそちらを先に見ておいた方がよりこの『たまゆら』の世界を楽しめるかもしれませんよ。
このアニメの作画はこの“たまゆら”というアニメの世界観に非常に合ったもので、『とある魔術の禁書目録のような』細密で綺麗な作画にするのではなく、ほのぼのという印象を与えるため、落ち着いた柔らかい背景・人物にしています。
ARIAの時も同じように温もりを感じさせるようなソフトな色合いによる、柔らかな背景でネオ・ヴェネツィアという街を表現していました。やはりほのぼの癒し系作の画とはこうであるべきですね。
もう一つ注目すべき点は、ARIAと同様にほぼ全ての回が癒しを与えてくれる内容で、決してその方針から反れていなかったという点です。途中でマスコットキャラ(ARIAならアリア社長、たまゆらならももねこ様)の一日を入れたり、素敵を探すちょっとした冒険をしたりと、監督が同じという事で話の構成もARIAシリーズと似ていました。
似たような内容というのはちょっとなぁ…σ(^_^;)、と思う御方もいるかもしれませんが、短い時間でほのぼの癒し系の作品を表現するにはもって来いの構成だと私は思います。
ストーリーの進行もゆっくり目で、週に一度、夜中にゆったりとした状態で見るには最高の作品です。飽きることも無いでしょう。
まだ未視聴の方は、是非深夜のティータイムに『たまゆら』をどうぞ♪
少し戯言
沢渡 楓(主人公)の中学生時代のツインテ姿はあまり好きにはなれなかったですが、ショートカットになった彼女は、もう心が奪われるほど可愛かったです。 特に第1話の公園における彼女がもう……(〃_ 〃)ゞポリポリ
ほのぼの癒し系に少しでも興味を持った人、とにかく癒されたい人、時間に余裕のある人は是非見てみてください♪