sherlock さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
日々の生活が“自分中心”から“誰かのため”に変わる瞬間…
ばらかもんの清舟となるを見てたら急に未視聴だったうさぎドロップが見たくなって一気に観てしまいました!
そしてりんが可愛すぎて終始「可愛い」って言ってました(照)←僕にも父性があって良かった!ホッ(笑)
例えば…
{netabare}大吉の布団に入ってきちゃうところとか…
おねしょして汗だと言いはるところとか…
トイレまでついてきちゃうところとか…
人目を気にしておんぶを恥ずかしがるところとか…
初めて大吉が髪を結ってあげたときぐちゃぐちゃなのに凄く喜んでるところとか…
悪戯で体重計にのってくる{/netabare}ところとか…
凄くしっかりしててもやっぱり甘えたい年頃のりんの
驚いた顔…拗ねた顔…泣いた顔…笑った顔…
僕の語彙力じゃ「可愛い」の一言しか出てきませんが
男性の方はとにかく一度観ていただけたらこの感情がきっと伝わると思います!!(๑˃̵ᴗ˂̵)
少し話は逸れるが…←開始直後もう脱線w
最近子供を衰弱死させるなど幼児虐待のニュースが絶えない
一体彼らは【子育て】に関してどのように考えていたのだろうか…
虐待する親の多くは{netabare}子供のころの家庭環境{/netabare}が子育てに影響している
自分自信が親から厳しく日々の行動を正されていた人は
自分の子にもそのルールを反映させてしまう
従って親から抑制されて育ってきた家系はずっと同じ教育方針となってしまう傾向にある
つまり彼らは親になったとき子供を育てるという『責任』と
子供に育てられているという『感謝』を感じないまま
自分の実体験を具現化させることだけに固執し
上手くいかなかったから放棄するという自分勝手な行動によりこのような事件を引き起こしている
これはあくまでも主観的な基準だが
子供の笑顔が自分の幸せだと感じられ
子供の泣き顔が自分の悲しみとして感じられるようになったら
【子育て】に真剣に取り組んでいると考えていいのではないだろうか…
では【子育て】で大切なこととは何だろうか?
この作品を観て感じたのは
{netabare}親が子供に育てられること{/netabare}である
【子育て】とは子供“を”育てるというのが本来の意味だが
子供“が”育てるという意味を含んでいる
子供は親の未熟な部分を見つけ正すことで自分もそうある必要があると考える
知識の定着には誰かに教えるのが一番だと言われているように
子供が育つには{netabare}子供が(親を)育てる{/netabare}のが一番なのである
↑実際はそう単純でないことは重々理解しています(汗
また、お互いの絆を深め合うのに時間よりも大切なのは同じ目的をもつことだと僕は考えている
極端な例だと同じ敵がいて強大であればあるほど仲間の絆は強くなる
このように親が子供になり子供と一緒に同じ目的を達成しようとすることで家族の絆は強くなるのだ
この作品は
幼い大吉をりんが親のように育て、
ときに物事に対して協力して取り組んでいるからこそ
あれだけ短い時間で二人の距離はグッと縮まったのではないかと思われる
この作品のもう一つのテーマは{netabare}【安心感】…{/netabare}
僕は保育園のとき親が迎えに来るのは夜遅くで
小学校は家に帰ってもいつもひとり
中高は基本部活と塾で帰るのは夜遅く帰ったら寝るだけ
今思い返すと親と会話した記憶はほぼない…
そうやって育ってきたせいか親には迷惑をかけたくないし甘えるというのはよくわからない
だけど僕が困っているときの親の「大丈夫」という言葉にはなぜか安心感を覚える
こういう時に親の存在の大きさを実感させられる
この作品でもりんにとっては優秀な医者の説明よりも大吉の「大丈夫」の方が影響力が大きいということがわかる
つまり親は{netabare}絶対的に信頼できる頼もしい存在{/netabare}でなければならない
一見前述と矛盾しているようだがTime&Place&Occasionによる使い分けが必要だということである
そのために夫婦という家族形態があり
お互い不安でも助け合いながら子供の前では頼もしく振る舞えるのが理想的な家族と言えるだろう…
あっ、偉そうに色々言ってますが僕はこのままだと嫁は二次元しかいないというBAD ENDルートになります(笑
そういえば作中のとあるシーンで思い出しましたが
今の小学校は登下校中名札は見えないようにするんですね~
何か時代の変化を感じます…orz
ん?名札で小学校の思い出を語ってみてって?
う~ん、急に言われてもなぁ~
{netabare}
名札の裏にもしものときのための公衆電話代で20円を入れてたこと
服に名札をつけたまま洗濯して名前が滲んじゃったこと
赤い羽根を名札に貼りつけてたけど一週間以内に羽根がちぎれてたこと
昔の名札がふとどこかで見つかると名前の一部がまだ平仮名だったこと
外で遊んでいたら名札がひっかかっていつの間にか服に穴が開いたこと
教室の床の板の間に何か挟まった時に名札の安全ピンが活躍したこと
好きな人の名前を書いて好きな人に一定期間見つからなかったら両想いになれるとか←{netabare}それは名札じゃなくて消しゴムや(笑{/netabare}
…って意外にあったw{/netabare}
は~い、ということで気づけば変な思い出話しか書いてないですがw
このアニメはコウキママに特製おじやを作ってもらいたk…じゃなくて笑
大切なもの(人)が増えると一緒に過ごす時間も大切にしたくなり
子供への『情けは自分のためならず』だということを感じさせてくれるアニメなので
興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか(*'∀'人)
P.S.
{netabare}盲目な女性{/netabare}なら僕とでも結婚してくれる方がきっといるはず!笑