退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
おもちゃ心は万国共通
[トイ・ストーリー]
トイストーリー大好きでした。先日テレビで見たので改めて本作の立ち位置が凄い事に驚くばかりであります。世界初3D長編アニメ。ピクサー社とディズニー社を救ったとも言える作品。スティーヴ・ジョブズも制作に噛んでるらしい。
■子供の世界は残酷
W主人公ウッディとバズ。当時子供の仲でも作中でも、流行する為に作られたバズが人気でした。
古いウッディはもう用無し。まずはウッディとバズの対比と確執から本作は幕を開けドラマを展開させていく。ウッディはアンディ(子供)のお気に入りだったおもちゃでしたが、バズがお気に入りに変わり権力剥奪。元権力ウッディは今更見ると嫌な奴だな、なんて思いました。そして変わった権力体制。子供の世界は残酷と言いますが、あえておもちゃでそれを見せる。これは当時のぼくの子供心にもグサリと刺さってきましたし、それからのボクはおもちゃをホント大切にしました。
■隣人シド
このシドがおもちゃを破壊する残酷な少年ですが、この子の両親、完全に育児放棄してるんです。食事だけ作って後は放任。昼間から寝ている描写もあります。ピクサーの作品は風刺作品が多いと思いますが、本作も独裁的だったり、育児放棄であったり結構深いものがあると思いまする。
■おもちゃにも心がある
ロケット花火で打ち上げられそうになる直前までバズを助けるか躊躇していたウッディ。
捕まってる際に偶然テレビのCMで自分が流れ「宇宙のヒーロー」であることを自覚するバズ。
二人は和解しアンディの元へ。
もしもですが自分が遊んでいたおもちゃが、こんなにも自分を思ってくれてたなんて知ったら涙ものです。ピクサー(ディズニー)は人間ではない媒体を通して訴えてくる作風が多いですが、本作はおもちゃと言う子供にはうってつけの媒体だと感じます。今のおもちゃ市場はあまりkwskないのですが、本作が放映された当時はおもちゃの時代でした。それにしても、ウッディーCV:唐沢寿明 バズCV:所ジョージはハマリ役だったな~