緑の先駆者 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
面白かったんだけど、すっきりしない。続編に期待。
この作品、このタイトルからして、美少女たちの絵からも、ただのハーレムラブコメものと思ったら、大間違い。
主人公(♂)が高2なんだけど、いつも一人ぼっちの、かなり社会を斜め上から見ている感じの皮肉野郎。でも、オブザーバーとしての視点は決して間違ってなく、核心をついてる。ただ、やり方と言動が、群れに寄りすがっている人たちには理解できない。主人公の社会的な間違い方が、自分にダブってしまって、かなり共感できた。一気に観終わった。
しかしながら、全体的になんかすっきりしない。なぜだろう。
{netabare}
一番典型的なのは、文化祭の話かな。
なにもしない実行委員長(♀)を口撃した主人公、結果、委員長を泣かし、周りの生徒たちから白眼視され、校内一の嫌われ者になってしまう。
群れを作っていないとダメな人達にとっては、孤独に努力している人は評価の対象外になっている。
現実、会社でも良くあるなあ。群れを作らないと生きていけない人って、群れの中と外では別人みたいな人多くないですか。一人じゃなんにもできないくせに、すぐに上司に泣き言いって、はたから見てるとめんどうくさい。逆に、「ぼっち」は、いつもおんなじペースで、マチュアな人が多い感じがします。
ヒロイン(黒い髪の女の子)の声が、早見沙織さんで、かなり期待していたんだけど、なんか、思っていたよりも存在感なくて、ちょっとがっかり。
{/netabare}
でも、面白かったんで、続編に期待。