ghibli さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
物語シリーズの総括(6文字を除いてネタバレなし)
それなりに期待していた、というと、傲慢な感じがするので、楽しみにしていたアニメだった。
結論から言ってしまうと、物足りなかった。
原作をよくまとめたといえばそうなのだろうが、やはり原作のいいところをそのまま表現できているとは思えなかった。
アニメにするべきではなかったのではないかと思った。
ただ、表現方法としてはベストだと感じている。
しかしながら、その表現の仕方は飽きやすいのである。
このシリーズの続編を見たときに、飽きてしまっている自分がいる。
「人を選ぶ作品」「好みが分かれる」とは、よく言ったものだと思った。
今まで多くの作品(アニメに限らずその他の小説、映画)を見てきたが、これほどまでに人を選ぶ作品もないのではないだろうか。
個人的にはそう思う。
原作でもそうだったように、この作品は言葉選び、会話のやり取りがとても繊細で奥深い。やはりそこが一番だろう。
僕のもっとも好きなキャラは貝木である。彼の理論だったところ、何をやるにしても理由をつけるところは感服する。
さて、現実社会で僕は戦場ヶ原ひたぎのような女性にあったことがない。
というと、なんだか僕がアニメと現実を混同してしまっているかのようだが、これは彼女の言葉遊びを指している。
男でなら知り合っている。女っぽくないというのだろうか。
というのも、現実にあのような女がいたならば、早々に性格が変わってしまうからだ。
貝木がいうように、戦場ヶ原はよく{netabare}「壊れなかった」{/netabare}のである。
それもあって、僕は戦場ヶ原のあの性格が好きなわけで、だからこそ、物語シリーズの中で最も好きなのは化物語である。
まあ、いろいろ書きたいことはあるのだが、ほかの人とかぶっても読みにくいだけなので、最後に一言。
アニメもとてもよくできているが、原作を読むことを強くお勧めする。