青陽 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
おどろどろろしい
次回予告がネタバレなところに時代を感じる
(例)奴の正体は?いったいどうなる?
次回 妖怪ばんだい解決編!
みたいな。いや、まあ解決することはわかってるんだけどさ、もう少し、こう…ねえ?
まあそこは置いといて。
モノクロ画面がいい。時代劇らしさが増す。
特に
BGMが突如止まり静寂が訪れると画面に緊張感が生まれる。
あっ、妖怪が出るぞ…!ゴクリ…
って感じ。
当時の子どもは怖かっただろうなー
物語としても各地を旅するのは自分好み。
ストーリーとしては犬夜叉やハガレンなどいろいろな作品の元祖といえるだろう。
身体を取り戻すため妖怪退治の旅。
訪れる各地の村では皮肉が効いたストーリーも見られる。
(領主の違いによって村が二分され壁によって隔てられている話。闘犬が自分の運命に苦しみ妖怪となってしまう話など)
しかし、身体の48部位を妖怪に持っていかれたのに全26話って…一匹の妖怪に数話使ったりしてるし大丈夫なのか?と思ってたら
最終回が妖怪dieジェストだった。
調べたところ
原作が中途半端な感じに終わって後にアニメで完結のかたちを取っ
たらしい。
だから、他の妖怪のことは詳しく描けなかったのかな?
終わり方はなんとも切ないものだった。人の身体を取り戻せても、その過程で失ったものはあまりにも大きすぎた。もはや人としての人生を歩むことはできないのか。歩む気力が残っていなかったのか…。
彼のぶんも どろろが強く幸せに生きてくれることを願う。
テーマ曲「どろろの歌」は
かなりクセになる。
侍や既存権力に対する怒りの歌、妖怪退治をしてもその存在の不気味さから街を追われることのある百鬼丸の気持ちを歌ったもの。
…というと堅苦しいが聴けばわかるその中毒性。
歌っているのは藤田淑子さん。デジモンの太一を演じてた方なのですぐわかった。
しかし、サビは途中までの声とはぜんぜん違い、綺麗で伸びやかな声だった。ひとつの歌の中でこうも変わるパターンは
これまであまり聞き覚えが無かったのでちょっと感動した!やっぱ声のプロはすごいや