紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
オタクネタのパロディーはもう飽きた
オタクの悪いイメージを強調した主人公にとても強くいやな違和感を感じる
不快と言っても良い位に、もっと人物設定でリアルにいそうな主人公像の方
がもっと感情移入して視聴できたと思う。
題材の着想は非常に独創的で面白い、設定の多少突っ込みたい所はあるものの
ストーリー展開の仕方は水着回と最終話の結末以外はとても良かった。
水着回はオタクネタのパロディーなので100歩譲ってしょうがないとしても
あのストーリー展開でみんな仲良くいい人で終わりましょうって何のひねりも
無い結末は、まるで推理小説のおちが夢落ちだったぐらいありえない。
悪役は最終的にモブキャラの政府高官一人って物語としてはしょぼい終わり方
せめて的場甚三郎も悪役で終わらせた方が物話としては面白くなったのでは?
ファンタジー世界に株式会社って発想が突き抜けている、また軍事力ではなく
文化で侵略して植民地化をしようなんって良く考え付いたと思う。
しかもサブカルチャーで(笑)
もう少し人物設定などの設定やストーリーを作り込めてないのが
ちょっと残念だが、原作がまだ完結していない中で全体的な構成はグダグダに
ならず良くできていたイマイチな作品が多い2013秋クールの中ではまぁ良作
でしょう。
独創的なプロットなので続きがとても気になるけど、円盤の売り上げが
惨敗した状況で2期があるとは思えないが、もし2期があるならもう少し
捻った面白い物語を期待します。