kurosuke40 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
トップアイドルとセンターの春香
印象に残っているのは、彼女たちは同じトップアイドルという目標があるが、そこに至る方法論は十人十色であること。
明示的ではないキャラも多数いるんだけど、例えば美希にとってトップアイドルはステージできらきらする存在であり、千早にとっては歌が第一である。
それでも’アイドル’としては最低限満たさないといけない要素があるわけで。この作品は、その要素に気づき、自分を変えてく少女たちの物語と言い換えても問題ないと思う。
もう1つ。春香のマネジメントスキルの高さ。
春香は他のメンバーの心のケアをしたり、利害関係を調整したりと奔走するが、春香自身の心のケアは誰もやってくれないし、褒めてもくれない、と長い間報われることはない。マネジメントなんて割に合わないもんだと思えてしまう。しかし、大きな山を超えると、そこにはセンターに立っている彼女がいる。
春香は正直地味な方で、目立った存在ではない。それでも彼女こそ765プロのセンターにふさわしいと思えるのだ。リーダーシップとは何かと考えさせられる。