退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
だてに休載してねえぜ
[新 HUNTER×HUNTER]
ハンタ好きなんです。先の読めない展開、コンマ一秒で描かれる戦い。駆け引き・心理戦のやりとりがハンタの真骨頂。
念能力ってあるようで無い設定。絶や凝から何よりもズルイのは、必殺技と呼べる発と念の系統。念を強化する強化系にしても能力者の性格と技へのこだわりが念を強くさせるし、単に強化させるだけではなく、条件付きだったりする事で能力を大幅に強くさせる。例えば変化系で念を炎にしたとして、普通の炎ではなく見えない炎にしたりする事も制約次第では可能。技のバリエーションが無数に作れるわけです。
幽遊白書が終わって、ハンタが始まり念能力が出てきた時に思ったのは、冨樫氏は念能力の漫画を書くために幽白終わらせたのかななんて勝手に思ってます。ほら、幽白の仙水戦で能力者出てきたじゃないですか、シャドーとかスナイパーとか。それを改良して出来たのが念能力なのかなと。
戦闘の際、第三者の語りが刹那的速さの中で分かりやすく、また奥深い心理戦にさせているんだけど※
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■キメラアント編
※描写においては全体的に、語りも含めゆっくりな印象。スローモーションな時も有り。ジャンプ原作特有の引き伸ばしなのかもしれませんが、これが功を奏して0コンマ1秒の戦いに緊張感を持たせていたし、逆に普段スローな分、早い動きが映える感じになっていた。
念での戦闘において、単にオーラの総量で勝敗がつかないのがハンタの面白さ奥深さで、一発でも食らったら終わりな程の戦闘力の差。そこを埋めるべく作戦での勝負が、このHUNTERでしか味わえない戦闘だと思いますし、特にキメラアント編において念能力設定のズルさを再確認。
シナリオにおいては、王とコムギの軍議(囲碁や将棋みたいな遊戯)がここまで戦闘に組み込まれるとは思いもしなかった。ネテロVS王では、ネテロ百式観音を軍議に例え、無数に近いネテロの攻撃にもクセがあり、針の穴を通す程の緻密な攻防は圧巻。そして王とコムギの最期のやりとりは泣かずにはいられませんね。
だてに休載してねえぜw