101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
長年の積み重ねが実感できるゴージャスなアイドルアニメ
まさに悲願のテレビアニメ化と言っていいでしょう。
各アイドル関連コンテンツが立ち上げ後アイドルアニメとしてTV放送にこぎつけるまでの期間…。
『アイカツ!』…コンテンツ立ち上げと同時期。
『ラブライブ!』…約2年半。
『アイドルマスター』…約6年。
『アイマス』がアーケードゲームで活動を開始した2005年頃から数年というのは、
ハロプロが衰退し、AKBもブレイク前というアイドル谷間の時代。
ゲームでヒットを重ね、声優陣のライブを成功させても尚、
アイドルをテーマにアニメ化しても儲からないと判断されたのだろうか?
アイマスキャラも巨大人型ロボットに搭乗するなど紆余曲折を経て来ました。
けれどそれらの回り道も決して無駄ではありませんでした。
6年の間にキャラクターは完全熟成。製作された楽曲は膨大な数に。
エンディングは活躍したキャラに合わせて毎回のように差し替わり。
さらにライブシーンやBGM用に楽曲が湯水の如く使われる様はまことに豪華絢爛。
特に真のアクションシーンにマシンガンの如く楽曲が投入される様は圧巻(笑)
『アイマス』の楽曲の量だけじゃなくカバーするジャンルの幅広さも実感して、
思わずため息が漏れました(笑)
2クールかけて完成された13人のアイドルキャラクターたちを、
個別エピソード等で一人一人丁寧に掘り下げたのにも好感しました。
個人的には千早、あずさ、雪歩、律子、響、やよい、真、美希のエピソードがお気に入り。
いや…待て…貴音のお話なんかも独特な味わいで良かったな…。
ええぃ!面倒だ!みんな良かったし、みんな可愛かったです♪
765プロばんざ~い!!\(⌒∇⌒)/ (笑)
もう一つ、私としては声優界の悪の枢軸・子安武人さんの
黒い芸能事務所の社長ぶりにも拍手を送りたいです。
『アイマス』はゲームでも事務所の社長さんはシルエットで表現され、
それを反映したアニメでも表情が映りません。
恥も外聞もなく放り込んだ悪の直球ど真ん中を痛打され感動の場外弾を喰らう様。
それを顔芸無しで表現するとはホント恐れ入ります(笑)