koaki さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
観終わった後に沈黙が・・・
3話構成のお話。
「桜花抄」では、境遇の似ている貴樹と明里が出会い
中学生になった貴樹が転校した明里に会いに行く話。
「コスモナウト」は、鹿児島に転校してきた貴樹を好きな女の子の話。
「表題作」は、東京に戻った貴樹が社会人になってからの話。
ハッピーエンドしか望まない人は、観ないほうがいいかも。
更に、観た人の性別・年齢・それまでの経験によって、
かなり感想が違ってくるんじゃないでしょうか?
2話目までは、感動しながらも見ておりましたが
最後にそうくるか・・・って感じでした。
最後の踏切のシーンは、切ないですね。
貴樹は少し笑みを浮かべます。
やはりそれは今まで繰り返し見てきた彼女のいない風景だった。
そんなはずはないと思いながらも、どこかで期待して振り向いて
そうだよね、とまた諦めて空っぽになる。
いつからそうなってしまったのか、いつまでそうしてるのか・・・
前に向かって歩き出せるんだろうか?
「One more time, One more chance」のところでこみ上げてきて
観終わった後、沈黙してしまいました。
虚しさが重くのしかかってくる作品でした。
背景の美しさは半端ないですけどね・・・