Nagi* さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
どこか不安定で不完全な雰囲気がすき。
『 この世界に、引き金をひけ。 』
何を書いてもネタバレになる気がしてならない。
けど書かないとレビューになんないよねw
全てが始まる第1話。
すごく引き付けられる始まり方だった
主人公のテロリスト、ナインとツエルブは
感情を表に出すことが少ないクールな印象
2人に敵対してくる昔の仲間
いや、知り合い程度なのかな?ハイブって。
3人とも完璧な頭脳を持ちながらどこか不安定な所が
“若さ”を感じさせられる。
ナインとツエルブの“犠牲者を出したくない信条”も
非情になりきれないのは若さのせいなのか…
ハイブとの結末は少し呆気ない気もするけど
結局はハイブの独りよがりな行動故だろうから
個人的には納得!
ただ警察と対決するだけじゃあ
その辺にある刑事ドラマと何も変わりないもんね
もうひとつ。
よく“リサ”の存在を不要だというコメントを見るけど
私は必要な存在だったと思ってる。
2人が抱える過去の忘れもの
ハイブと一緒に逃げだせなかったトラウマに
向き合う為のものだったと思う。
だから、ハイブの代わりにリサを助けることで
過去への償いをしたかったんじゃないかと…
リサの存在は、なんだか温かかったですね。
そして最終回。
彼らは幕を引いて、残酷な闇は世間に知れ渡った。
設定に色々と穴はあったとしても
わたしは残響のテロルの雰囲気が好き。
人間は完璧じゃない。
感情もあるし見える世界の視界も限られている。
これは彼らの視界が捉えた、感情の揺れ動く世界なんだ。
だからこそ不安定で、不完全なんだと思う
…と謎の考察を残して締めくくります(^o^)